そうか、土曜日か。

そうだったんだ。まだ日曜じゃなかったんだ。
朝から家にいると日曜と錯覚してしまう。こんなところにも惰性で生きている中年親爺のボケぶりが窺える。
夕刊が来ていることで土曜日である事を思い出した次第。ああこのまま行くともうすぐ○○症?


サブプライムローンに端を発した経済危機、この先どうなる事やら。全てのものが信用出来なくなり萎縮が萎縮を呼んでいる。
であるにも関わらず、私も含めて日本人のなんと脳天気な事か。リーマンBrs.経営破綻の時、日本の新聞が休刊日だったとの事で、号外を出す訳でもなく予定通り休刊したそうな。識者の人々はそれに対し「報道機関としての責任もなにも無い。」とお怒りだったようだが、そんな事今更言うまでもないでしょ。今ある新聞社全てが日刊三流ゴシップ紙なのだから。通信社から買ったニューズを右から左、頭の中には何も残ってない人達が発刊しているペーパーバック、期待などするから腹が立つのである。
金融システムの保全の為の税金投入に議会がNo!と唱えたのも如何にも米国らしい。と言いながらも最も重要である金融システムが崩壊したら米国だけの問題でなく全世界が恐慌に陥ってしまう。ともあれ一応承認にこぎつけられて良かった、良かった。
比べて日本の場合は、不思議なくらいおとなしい国民性である。「もの言わぬ国民」と誰かが評していたが全くその通り。こんなだから不正をする役人どもがのさばっているのかもしれない。米国なら役人個人個人が訴訟の対象とされ、社会的にも経済的にも二度と復帰出来なくされてしまう。
良きにつけ悪しきにつけ本当に変わった国民ですなあ。
その経済の先行きの暗さから原油価格も続落し続けている。77USD/バレルまで下がったとか。今の原油高騰前で50USD/バレル。おまけに急激なドル安が進行しており、ガソリン価格はもっと下がってもよい筈。誰かな〜、こっそりぼろ儲けしているのは。
こうなるとロシアの動きが気になる。原油価格高騰のおかげで一時の危機から脱し、好調過ぎる経済からエネルギー覇権主義に傾きつつあったが、グルジア侵攻から西欧マネーがロシアから引揚げ始め、経済に翳りが見え初めていた。そこにこの原油価格の低下。「ざまあみろ。」とばかり言っている訳にもいかない。厄介者のロシアの事、またとんでもない事をしでかさなきゃ良いが…。
ページをめくると、2面にはドッカ〜ンと槍の写真。これだけデカイと迫力である。
にしてもこんなに急だったかな? こんなとこ、どこから登れるんだろ? ナンチャッテ。
冬でも黒い槍ヶ岳。雪の付かない槍ヶ岳。こんなに急じゃあ雪なんて付きっこないわなあ。
それでも霜は付くのです。朝陽に輝く槍ヶ岳。黒い中にも赤味を帯び、えも云われぬ荘厳さです。
まあ、ジジイの昔話ですわ。