ああ勘違い

人の記憶って本当にいい加減ですね。いや人と言うより私自身の記憶でした。
一昨日の日記のトルコ航空のところで、バクダッドからの脱出と記してしまいましたが、よく考えたらテヘラン(イラン)からの脱出でした。
イライラ戦争でイラクが相手国イランの空路封鎖の為「イラン上空の航空機は軍用機民間機の区別なく全て攻撃する。」と言ったのが発端でした。ですから対象となるのはテヘラン在住の外国人達でした。
湾岸戦争直前にイラクが採った外国人人質作戦とごっちゃになってました。でもこの時もトルコ航空がバクダッドからの日本人脱出を手伝っているのですね。
当時国会議員だったアントニオ猪木氏が図った事ですが、小賢しい政治家達より体育会系の単純脳みその方が善悪がはっきりしていて良いようです。これからの政治家は体育会系であることをその資格と規定した方が良いのかもしれません。


経団連会長が「国会議員は給料泥棒。」と言ったそうですが、言われて当然ですね。
政治家こそ成果主義で報酬を与えるべきかもしれません。国会が空転していれば当然無報酬。付加価値が付くような仕事が出来ていなくても当然無報酬。
名古屋市長の河村さんが言っているのも根は同じです。M党県連が名古屋市議2割削減を容認とか言い始めましたが、何を今更、何も解っちゃいませんね。小賢しさだけは人一倍ですが市民が何を思っているのか全く理解していません。次回市議選で全議席を失ってからでないと気が付かないのでしょう。
ワタミの創業者が都知事選に立候補するそうです。生活に困らない財力を持ち経営者として成功した人なら、正常な経済感覚を持ち私利私欲にも走らず都民生活の向上に向けて大いに力を発揮してくれる事でしょう。お金を稼ぐ事の大変さが理解できない役人やその言いなりの政治家では無駄遣いが無くなる訳もなく、まともな行政など出来よう筈がありません。
報酬が少なくなれば金目当ての政治家や役人が淘汰され、例え報酬は少なくとも世の為人の為に働こうと思う人だけが残ります。その為にも河村さんのように地方政治から変革していって貰いたいですね。
お金に疎い体育会系なんてピッタリではありませんか?


中東の反政府デモ、嵐の中心はリビアに移っています。【中東の狂犬】ことカダフィ大佐が永きに亘り君臨してきたリビア民主化の流れは止められないようです。政権崩壊ももう時間の問題のようです。
OPEC諸国の政情不安や一段落が繰り返され原油価格は乱高下。困った事ですがこれで多くの人々の生活がより良くなる方へ進むなら皆で我慢しましょう。
ツイッターフェイスブックが中東の民主化に繋がったと言っている人々がいます。そしてこれらNet、ITの力で直接民主主義の可能性も囁かれ始めました。
しかしちょっと待ってください。確かに抑圧されていた人達の声が合わさり、その掛け声がきっかけとなり大規模デモに繋がった事は否定しませんが、政治議案全てを国民に諮り多数決で決めるってまともな結果に繋がるのでしょうか。どうみても一部の人達に煽動され今より一層衆愚政治に陥ってしまうように思われます。細かな事は我々が選んだ信頼できる代表者に委ね、我々は誰が信頼に値するかだけを見守り続ける。この間接民主主義が現実的でもあり最も安全な気がします。選んだ我々の意に添わない事をしてもなぜそうしたかを説明されれば愚かな我々にも理解できます。「部分的な最適さより全体的な最適さを選ぶとこうなる。」という事が。
ITの進歩と民主化、やはり全くの無関係ではありません。知識レベルが上がれば文化レベルも上がり当然それは政治体制にも影響を及ぼします。
今、中東の民主化を最も脅威と見ているのは中国ではないでしょうか。いくら押さえつけても情報は押さえ込むことは出来ません。市場経済に移行した時点で一党独裁の政治体制と市場経済とは相容れないものである事は解っていた筈です。いくら先延ばしを図っても所詮無駄な抵抗。生活レベルが上がれば「礼節を知る」だけでなく不条理なものを是正しようとする圧力も上がるものなのです。