昔の常識

本日雨の降らない内に、と言う事で午前中にアクアのタイヤローテーション。昨年この時期の車検時に替えてから丁度一年です。アクアだけ冬タイヤを用意していないのでずっと履きっぱなし。前輪の肩ダレが酷いので前後入替えです。
毎年夏冬履き替えするならそのタイミングで前後入替えるのですが、アクアまでとなるとお金も手間もかかります。近場しか走らない足車だし滅多に雪も降らないし、降ったらA5か軽太郎を出せば良い事ですから。
但しこのローテーションが面倒なんですね。夏冬交換なら1本づつ別シーズンのタイヤに替えて行くだけでよいのですが、夏タイヤしか無い中で前後を替えるとなると、外した所に別の何か(例えばスペアタイヤ)を取付けてからもう一方を外しそこに先に外したタイヤを着け、もう一度最初に外した所に後から外したタイヤを着けなければなりません。最初はジャッキ2台で前後両方外そうとしたのですがあまりにも不安定でスペアタイヤを仮留めしながら入替えるようにしたのでした。フロアジャッキが2台あれば一度で済ませられますがそこまでする事もないだろうと言う事で。
そう言えば思い出しました。軽太郎の冬タイヤを買ったのもこれが大変だからでした。最近の車ってパンク補修剤が付いているだけでスペアタイヤが付いてないんですね。カタログ燃費を良く見せる為とコストカットの為だけに。ちっとも顧客の事なんて考えていません。補修剤を使ったタイヤは捨てるしかありません。パンクの度にタイヤを買えって言っているようなものです。
で、スペアタイヤが無かったらローテーションも出来ません。そんな理由から軽太郎の冬タイヤを買ったのでした。

前置きが長くなってしまいましたが、大汗かきかきローテーション完了。普通ならこのあとGSへ行ってエアーチェックするのですが、今回はパス。エアーが少なくてタイヤがひしゃげている様子もありません。
実はタイヤの空気圧は高めにしているのです。はい、前輪の肩ダレを抑えるのと転がり抵抗を小さくして燃費を良くする為に。燃費はあまり気にしてなくてやはり肩ダレ抑制を気にしています。
例えスリップサインは出て無くても肩ダレが酷くて中のワイヤが出てきたら交換しなくちゃなりませんから。
昔はタイヤの空気圧と言うと「2kg/cm2も入れとけば良い。」なんて言われていました。今なら2khp或いは200kpですね。実は私、つい4-5年前までこの信者だったのです。しかしタイヤの肩ダレが酷くていつの間にか空気圧を高めに入れるように。そして適正空気圧もいつの間にか高くなっていた事に気付く事に。
タイヤ幅のワイド化、タイヤの扁平化に伴い空気圧も上がっていったのでしょう。
そう、空気圧が2kの頃ってホイール径は13インチ、扁平率が70くらいでした。スポーツ車で14インチ、扁平率60くらい。
今じゃあ軽太郎でも14インチ扁平率65ですもんね。
昔の常識から今の常識に目覚めたtanuoさんですが、ホイール径の大型化や扁平化には納得が行きません。あれがカッコ良いなんて思っているバカ者が居るからメーカーも合わせているのでしょうが、実用上何も良い事はありません。
ホイール径を上げるのはブレーキング特性を上げるために大型ディスクを取付る為。大きなホイールに貧弱なディスクが着いたままだと隙間ばかりが目立ち凄くブサイクです。
超扁平タイヤ? 街乗りではそのハンドリング特性を感じさせるシチュエーションは全く有りません。その引換えに乗り心地の悪さとバーストのし易さを手に入れるなんて、頭ワルイんとちゃう?
あ、いかんいかん。人の価値観は多種多様。それを否定する様な事を言っちゃいけませんね。ごめんごめん。