ちょっとグァムまで

お出かけするそうだ。
学校もなんとか卒業にこぎつけ、就職前にのんびりと羽根を伸ばしてくるらしい。それも彼女と一緒に。
親としては少々心配であるが二人とも立派な大人。間違い?を起こす事も無いだろう。隠れてコソコソやる訳でなく、一緒である事を我々両親にはっきり伝えているのだから信用してやらねばなるまい。
しかしなあ、あのおくての典型のようなうちの子にGFが出来るとは。なんでも中学時代の同級生らしい。ひょんな事がきっかけでお付き合いするようになったそうだ。
どんなお嬢さんなんだろう。きっと姐御肌のお姉さんに違いない。T哉は気の利いた言葉がかけられるような子じゃあない。実直だけがとりえの石部堅吉そのものである。そんなT哉を、まるで子供を看るような目で看てくれているに違いない。親の私が見ても面白さなんて全く無い子である。同レベルの目線ではつまらないだけだ。子供を慈しむような目線からでないとうまくいく筈が無い。いずれにしても有難い事である。
明朝セントレアまで送って欲しいと頼まれたのだが、かみさんが興味深々で送って行く事になった。実はかみさんは一度会っているらしい。その時は何も知らなかったそうで、たまたま何処かのお嬢さんを送って行く途中と思っていたらしい。
私は…、楽しみは先に取っておこう。
昨日からかみさんがしつこく言う。「御在所通勤はAuで言ってよ。」耳タコである。二人分のスーツケースを入れるにはカルちゃん(ワゴン)でないと出し入れが大変なのである。そのカルちゃんはガソリン空ッ欠。お人好しの私は風呂上りにほろ酔い気分で給油に行き、丁度今帰って来たばかりである。
T哉がエイトで行っても良いと言うが、寒の戻りで雪が舞うかもしれない。夏タイヤのままのFRなんぞで湯ノ山の急坂は登れない。それに乗れば満タンで返さなきゃならないし…。


4月から静岡に行ってしまうが、遠距離恋愛続くだろうか? ふられたらふられたでそれもまた人生。そうやって大人になっていくんだなあ。