お楽しみ その2

昨日帰宅時、K駅で。
迎えにきたかみさんのご機嫌が悪い。
「明日の朝一で帰るんだって。どうせまた昼か夕方の出発になるんだわ。ああ、余命いくばくも無いのに。」
「大袈裟な。自覚症状もないのに。」
「ああ言われるとあちこち痛いような気がしてきた。」
「大丈夫、あんたみたいな人は絶対死なん。」


かみさんの言うとおり、S司のやつ朝一なんぞで来るものか。どうせ昼過ぎまで寝てるに決まっている。我が子ながら本当にいい加減なやつだ。どう見ても社会人としてやって行けそうにない。
学校で万年助手でもやっていくしかなさそうだ。こんな事書くと助手の人達に叱られるかな?


今日は朝からかみさんのお付き合い。病院へ行っても直ぐ検査をしてくれる訳でもない。検査の予約をしてきただけ。どうせ何も無いに決まっているが絶対に大丈夫であることを確信するために検査するようなものである。
本人は豪遊する為の口実にしているだけである。解っていてもまあ「思い残す事が無いように。」って事にしておく。
昼は一家で蟹を食べに行く予定だったがS司のおかげで明日に延期。バーゲンのお付き合いの後は二人で和食ランチ。しかしこういうグルメ情報をよく知っているなあ。
一家で蟹ならCFOから予算が下りたのに、例の殺し文句で結局奢らされてしまった。まあ毎度の事か。


帰宅後はカルちゃんのタイヤ交換。T哉がまだスキーに行くかもしれないがさすがにもう夏タイヤで充分だろう。合間を縫ってかみさんの美容院の送り迎え。ああ忙しい忙しい。
夏タイヤのエアーチェックついでにガソリン満タン。帰りにチーズケーキ。「よう喰うやっちゃなあ。えっ、はいはい。余命いくばくも…。なのね。」
外した冬タイヤを綺麗に洗って、ついでにカルちゃんも洗車。「うひょ〜、すんごく綺麗になった。」←いつもが汚れすぎ。
夏タイヤの溝が余り残っていない。スリップサインまでには未だ1mmほどあるかな?今年の冬までなんとか持たせなくっちゃ。


かみさんがまた怒り出した。「S司、まだ家に居るんだって。」
ああやっぱり。どうせ夕方くらいに出るのだろう。こちらに着くのは夜になってからかな?


乾いた冬タイヤを仕舞い一息つく。草臥れちまったぜい。
そこへかみさんが追い討ち。「S司が帰ってから夕飯だからね。肉焼いてよ。」
「ええ〜、もう勘弁してよ〜。」と言いながらもまたあの殺し文句に押し切られてしまった。
炭火を熾し小さな火種で置いておく。帰ってきたら火を大きくすれば良い。ああ面倒臭っ!


異常なしの結果が出たらどうやって仕返ししてやろうか? 案外また返り討ちにあってしまったりして…。