やっぱJanisだった。

先日のDiorのCM、曲はやはりJanisでした。歌っているのが彼女自身(当然過去の収録)なのかどうかは定かではありませんが、もしかしたらそうかもしれません。レコードやライブでは出だしのCryからかなり間延びした歌い方ですので彼女では無いのかも? なんて思いますがあの強烈な歌声は彼女なのかもしれません。Janis Joplinの特徴と言うとやはり嗄れ声と言うこともあり、割と艶やかな声からモデルのお姉さんが歌っているものと思い込んでしまったようです。それで歌そのものも別物と思い込んでしまったのですが、何度か同じCMを見ている内に「やっぱりJanisだよなあ。」とDiorで検索して見たら、9月からJanisの曲Cry BabyをCMとして流しているとの事。
へ〜、手前味噌ながらtanuoさんって凄い記憶力ですね〜。
改めてyoutubeで聞き直して見ますとやはりCMより声が枯れています。歌はやはり別人か?
しかしまあTVCMを作る人達って大変ですね〜。50年近く前に亡くなった人の歌を探し出し、現在の画像と合わせて未来に残るような作品に仕立て上げる。当に芸術と言って良いでしょう。そう、Artですね。
芸能界で音楽活動をされている人達をアーチストと呼んでいるようですが、アーティストじゃ無いんですかね。アーチストと言うとchのスペルを連想してしまいます。Artistのスペルならアーティストですよね。Artistというと本来の芸術家というニュアンスの他に単に作家と言うニュアンスもあります。芸術家とは言えないただの歌い手さんの場合にアーチストって言ってるのでしょうか? (それは無いですね。)
Artの形容詞にArtisticとArtificialがあります。
Artisticは「芸術的な」 Artificialは「人工的な」と言う形容詞で、今猫も杓子も使っている言葉のAIはArtificial Intelligence(人工的な知能)の略です。
DiorのようなArtisticなCMとその他の雑多なArtificialな番組と混在する、いわば玉石混淆のTV放送って、本当に面白いです。

そうそう、最近同じくTVでウーハンコロナに関連して興味深い英単語がよく使われています。ブレークスルー感染とか、3回目のワクチン接種をブースターとか。
ブレークスルーと言うと、業務改善などの妨げになっているものを突き抜けて改善して行く事、或いは障壁となっているものを突破して行く事、と現状より良くなって行く事によく使われ、現状打破なんて言われています。しかしコロナの場合立場をウイルス側に変えて、感染拡大の障壁となっている、ワクチン接種により生成された抗体を打ち破ってでも感染させる事、ウイルス側の現状打破として使われています。ニュアンスとして味方の立場でも敵の立場でも使えるって事のようです。
boostも我々技術屋はついエンジンなどの出力を補う補給機を連想してしまいがちですが、効力をより一層高めるもの、効力を補うものと見れば意味は繋がります。それでも足りなければ、2次ブースター、3次ブースターなんてのも出てくるのかな?