吸引力?

【最高の吸引力】とか【吸引力が変わらない】とかTVでよく宣伝してますね。ええ、遠心分離型のコードレスクリーナーです。ダイソンが有名ですが、最近ではShark NinjaなるメーカーもTVでひっきりなしに宣伝しています。まあ誇大広告と言えない範囲でしたら何を言っても構わないって事ですか?
ダイソンは最近は【吸引力が変わらない】って事を訴えています。紙パックフィルター自体が無いのでそれが目詰まりしない。って事のようですが、ゴミが溜まってくると透明瓶の中でゴミが回らなくなります。結局はそこで目詰まりを起こしているようなもので吸引力も落ちます。ただ紙パック交換ほどの手間もコストもかからず塵捨てできるのでこまめに捨てていれば【吸引力が変わらない】は成立しています。
一方Sharkの方は昔のダイソン同様【最高の吸引力】と宣伝しています。これはちょっと危うい文言ですね。業務用掃除機に比べたら最高なんてとても言えたものではありません。
吸引力は地球上の大気圧(一気圧)と真空(0気圧)との気圧差で物を吸う訳ですから気圧差1はどの掃除機も同じです。(実際には0気圧は実現出来ず≒0気圧ですが)
では吸引力の違いは?というと吸引ノズルでの空気の流速の違いという事になります。
ノズルの面積が同じなら単位時間当たりの空気の排出量が大きいほど流速は速くなります。
同じパワーのモーターを使っていたら吸引力も殆ど変わりません。おまけに遠心分離方式は通常の方式より仕事効率が1/3程度なので、同じ仕事量のモーターを使っていれば吸引力も1/3という事です。よくもまあ【最高の吸引力】なんて空言が言えるものです。
なんて事を考えながら今日も朝からダイソンがけ。大体途中で一回は塵捨てをやっています。透明瓶を見ていると中のゴミの回転が遅くなって来ます。そうなると直ぐに回らなくなるのでここらがゴミの捨て時です。吸引力は大した事ありませんが、キャニスタータイプより利便性が良いので手離せません。実際はマキタの方がもっと軽くて利便性は良いのですが。

ついでに庭仕事のアイテムについて。
【庭木の剪定】でも言及したワークマンの99円手袋です。あれ以来庭仕事では必ず使っています。ウレタンコーティングが指先部分は甲側まで施してあり、土弄りしても爪の間に土が入らず爪先が汚れません。おまけに深爪にもならず大変重宝しています。冬場の寒い時なら【防寒テムレス】でも良いのですが今はまだ気温が高く【高温手蒸れる】になってしまいます。それに指先が細いので指先の細かな作業にも適しています。
おかげで山での使用より庭仕事での使用頻度の方が高いです。使った後は手袋のまま手洗いして手袋を綺麗にしています。それほど使っても殆ど消耗していません。やっぱり、コスパ最強ワークマン!