口直し

一昨日新東名浜松ICで食べた鰻、未だ不満が尾を引いています。あんなもん鰻にして鰻に非ず、本物が食べたい。

かみさんも私同様心が消化不良を起こしていたようです。

それで本日改めて口直しに【うな川】へ。

11時半からなのでそれに間に合うよう家を出ました。10弱程前に着くと既に駐車場は5割ほど埋まっています。そして店の前には開店待ちの列ができています。我々も急ぎ駐車し列に並びます。

すぐに扉が開き列が吸い込まれて行きます。時刻は開店時刻の5分前。杓子定規な他店と比べ、こんなところはやはり庶民の身方【うな川】さん。

皆さん店員さんの指示に従い席に着いて行きますが、我々の3組ほど前でストップ。席待ちになってしまいました。

平日だからと油断してました。かみさんは「だから早く出ようって言ったのに。」と愚痴っています。土用丑の日ではなくてもこの時期はやはり要注意です。30分ほど待っていると食べ終わったお客さんが出始め、暫くして我々も席に着くことができました。鰻屋さんはやはり回転が早いですね。

上丼2つオーダー。15分程で料理が運ばれやっと食にありつけました。

蓋を取るなりつい一昨日のものと見比べてしまいます。見るからに表面パリッ、肉の厚みは同じくらいですが余分な脂が抜けてこの厚み、素材の違いも一目瞭然。です。

そして一口嚙り断面を確認。余分な脂の抜けた身は真っ白で、脂で透き通った感じは一切ありません。味も脂の嫌な生臭さなど皆無で鰻独特の旨味だけが口いっぱい広がります。これが表面に付いたたれの甘辛さと混ざり合い、これこそが蒲焼!と納得させられます。表面カリッ、中はふっくらの身のつまり具合 。この食感も伴って、これこそが蒲焼の醍醐味。

約2日間溜まりに溜まっていたフラストレーションがやっと解消されました。

いつもなら何気なく食べているうな丼ですが、あの不味いものの記憶が残っているおかげでいつになく美味しく頂くことができました。

色々浮気してそれぞれの旨味も体験していますが、やはり我家では【うな川】に落ち着いてしまいます。いや、郡上へ出かけたら魚寅へ行っても良いかな? 若干浮気性もまだ残っています。・・・一体どっちやねん。