なんでこの人が・・・

今日の午前中、【○グループ】の方から携帯に連絡がありました。
容姿端麗 頭脳明晰 品行方正、それでいて誰にでも優しい、まるでお日様みたいな人の突然の訃報に驚いています。
美人薄命とは言うもののなんでまたこの人が? またもや命の儚さを思い知らされてしまいました。
いや前兆が全くなかった訳ではないのですが、あまりにも早過ぎました。つい先日までお元気な姿を拝見していたものですから。


ほんの少し前ですがかみさんが「Tさんって最近会った?」と私に聞きます。「そう言えば最近会わないなあ。」
Tさんは私がお手伝いしている、知的障害者支援のNPO法人【○グループ】を立ち上げた人で、かみさんとはママ友です。
以前の日記にも記したようにかみさん経由でお手伝いをするようになった次第です。


http://d.hatena.ne.jp/tanuo/20130506


かみさん曰く「携帯が繋がらなくなった。入院してるんじゃないかな?」
実は昨年末にTさんがかみさんを見舞ってくれた時、ご自分も体調を崩している事をもらしたそうなのです。家族にも話していないそうで口止めされていたため私にも詳しい事は言いません。そして「今度【う○こ】の時それとなく聞いて。」
それでこの前の日曜日、スタッフの方にそれとなく聞いたら、「体調を崩しているらしいが詳しい事は聞いていない。○グループとも今は距離をおいているようで携帯が繋がらないのはその所為かも知れない。」
一応その旨を知らせると「薬をK病院で貰っていると言ってたから、入院しているならそこに違いない。来週日曜に外出許可貰って一緒に見舞いに行こう。」
という事で15日に行く予定でした。それなのに今日スタッフの方から亡くなった旨の連絡を受けることになるとは。
スタッフの方も先日私が聞いたものだからわざわざ知れせてくれたのでしょう。
かみさんにメールすると、「最後に会えなくて残念です。」


お手伝いするようになってからTさんから聞いた事があります。T君も連れて一緒にスキーに行った事もあるのですが、「あの頃が一番苦しかった。」
今後どのようにT君の面倒を見て行くか、なんの手掛かりもなく悩んでいた頃だと思います。
その後この○グループを立ち上げ、恒常的に自立支援ができるよう仕組みを築き今に至っています。
まだまだ思い残す事はあったでしょうが、一応その仕組みが機能しおかあさんがいなくなってもT君は暮して行けるようになりました。それだけでも少しは安心して逝けたと思いたいです。
ご冥福をお祈りします。そして障害者を家族に持つ人達に道標を指し示す事ができた事に拍手を送りたいと思います。本当にお疲れ様でした。