やっぱりS司はS司

晦日の夜、お兄ちゃん(T哉)に叱られちゃいました。
「放任もいいけど、S司がこんなになるまで放っておくなんて無関心過ぎる!」
そう、マザーテレサに言わせると、愛の反対は憎しみではなく無関心なのだそうです。ということは私にはS司への愛情など全く無くオヤジ失格ということです。
博士課程に進学しておきながらグータラしている内に年月が経ち、結局学位がとれないまま学校を追い出されるそうです。そして今本人は就活に明け暮れています。一体この5年間、何だったんでしょうね。
まあ中学の時通知表に1を貰っていた子ですから。小学校の時、一時的とは言え特殊学級に入れられていた子ですから。中学2年までおねしょが直らなかった子ですから当然と言えば当然かもしれません。就活セミナーに出かけるにも直前になって「あれが無い、これが無い。」
私が採用する側だったとしても、こんな子は絶対に採用しないでしょう。
3月には30歳だというのにこのだらしなさ、ホント困ったものです。
こんなことなら国二合格した時にお役人になってしまえば良かったのに。いえね、修士課程に進学した年に試しに受けたんですよ。その後○○省に見学に行ってお誘いを受けたそうなんです。その時は進学の事しか頭に無くお断りしちゃったんですが…。逃した魚はデカイと言いますが、全くその通りです。
とりあえず修士の学位まではありますが、30歳で博士号無しでは派遣くらいしか無いようです。
「日本がダメならアメリカでも行ってきたら?」と言っても本人にはそんな冒険心は全くありません。
付け焼刃で就活セミナーなんぞ受けても何の役にも立たないと思うのですが…。
普通の親なら「5年間も棒に振って何事だ!」と爆発するのでしょうが、二親とも幼い頃のしんちゃんを見てきましたからねえ。結局こんなもんかなあと納得してしまう訳です。
かみさんもがっかりはしているもののそれをすぐ受け入れ今まで同様甘えさせっぱなし。
両親が余りにも不甲斐無いものですから第三の親代わりのお兄ちゃん(T哉)も呆れ果てているようです。それでこの私が叱られたと言う訳です。
蛙の子は蛙。この親にしてS司あり。
トンビが鷹を産む訳が無いのだから。