飛んでイスタンブール

って歌がありましたなあ。
五輪招致に絡み猪瀬さんの不適切発言がありましたが、発言撤回と陳謝しています。
会話の前後の脈絡を辿ればさほど酷いものではなくても、一部分のみを抜き出せば失礼極まりない発言となることはいくらでも起こり得ます。猪瀬さんも実行力のある立派な方なのですが、今回はやはり脇が甘かったと言うよりありませんね。
こんな場合は四の五の言わずに火の手が上がる前に「ゴメン。」と言ってしまう方がベストです。グズグズ言い訳するものだから話がこじれるのです。
そして今朝、ルンバ君と一緒に掃除を終え、メールチェックにPCを立上げたところに飛び込んできたニューズ。
【安倍首相、「猪瀬発言」をトルコ首相に陳謝】の見出しで安倍さんのフォローの記事です。そこで述べているウィットに富んだ発言、流石は国際人ですなあ。


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「もしイスタンブールが五つの輪を射止めたら、私は誰よりも先に『イスタンブール万歳』と申し上げたい」とエールを送った。「もし東京が射止めたら、どうかトルコの皆さん、世界の誰より早く『万歳』と叫んでほしい」と続け、会場から盛んな拍手を浴びた。
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先日のプーチンさんとの会談に続き今は中東諸国歴訪と矢継ぎ早の行動です。これも三本目の矢の一環と同時に諸外国との関係を深める事による、対中国、対韓国との緊張を搦め手から和らげようとの伏線にもなります。こんな芸当は前M党政権では考える事すらできません。全く赤子同様の者に3年間も政治を委ねていたものです。



以前にも述べた事がありますが、トルコという国は100年以上も前の事、日本が既に忘れていた事に対しずっと恩義を感じ続けていて、イライラ戦争当時のイラクによるテヘランの航空封鎖直前にトルコ航空による邦人脱出を決行してくれた国です。日本人が忘れて久しい「義理と人情」が未だ根付いている国なのです。
些細な失言程度の事でこの盟友とでも言うべき国を失いたくありません。
中東諸国では原発のセールスマンを演じてくれている安倍さん、これは決して恥ずべき事ではありません。日本の高度成長期の池田さんもドゴールから日本のセールスマンと皮肉られていました。この努力が双方の経済発展に繋がるのです。まさにWin Winの関係となるのです。
フクシマ以来原発アレルギーとなっている方々には「けしからん。」としか映らないでしょうが、実際にそれを必要としている国々にとっては価値のあるものなのです。同時に人と人との繋がりも密になり少々の誤解などすぐ解ける、しこりなど残さない関係が出来てゆきます。これこそインタナショナルです。