お岩さん

今の若い人には解らないでしょうね。
我々の年代ならすぐピンと来ます。そうです、四谷怪談のお岩さんです。
火曜日の朝から左目に違和感があり、その夜 眼科検診のついでに診て貰いました。
抗菌目薬を貰い毎日点眼していますがちっとも良くなりません。それに白内障予防、花粉症の目薬と3種類をとっかえひっかえ点眼しているので忙しいったらありゃしません。
その内左目の腫れが酷くなってきて鏡をみるとまるでお岩さん。「ギャッ、化け物! ?あっ、俺か。」てなもんです。
「痛いよう、恐いよう。」
花粉症でお目めが痒く擦り過ぎたのがいけなかったのでしょうか。
そう言えば周りではよく霊感がどうのこうのなんて好事家が騒いでいますねえ。本気で言っているのか面白がって言っているのか知りませんが、世の中にはけったいな人がいるものです。まだUFOを目撃したと信じている人の方がまともです。
端から幽霊なんて信じていない所為かお岩さんを憐れと同情する事はあっても幽霊が恐いなんて思った事がありません。
親の思想は知らず知らず子供にも伝染するものです。おかげで家の子供達も霊を恐がったり、暗い所を恐がったりする事はありません。
世の中には極端にそういったものを恐がる人がいますが、親の病的なものが伝染したものだと思います。その子が親になりまたその子供達に病的な恐怖心を植え付ける。こういった非科学的な世代間の継承はどこかで断ち切るべきだと思うのですが、テレビなどでさも事実であるかのような放送は民族の精神の健全性を損なうものだと思います。架空のお話と受け止められる人が殆どだとは思いますが、中には事実だと真に受ける少々オツムの足りない人がいるのも事実です。
エアコンの無い時代は暑さを和らげる為と称して夏になると怪談が重宝されたようです。夏山でもテントの中で山の怪談がよく話されていました。うちの会でもお年を召したGさんなどが必ず怪談を語ってくれたものです。女の子などはキャアキャア喜んでいました。まあその程度にしておいて、努々子供には話さないことですな。
芸能界では霊を商売道具にしている人も居られます。その人達にとっては飯の種ですからむやみに止めろとも言えません。しかし常識がまだ具わっていない子供も見ている訳ですから、それら子供達に悪影響を与えない程度に留めてほしいものです。まあこれもPORNみたいなものですね。