子離れ

子供が居ると家の中が明るくなります。
かみさんも上機嫌です。料理にも熱が入り、量、品数ともに目に見えて違いがでます。
tanuoさんも買い置きの金麦が減っていても惜しいとは思いません。
ところが顔を見るのは週の内1回か2回。夜バイトと学校での寝泊りであまり家に帰ってきません。
来年卒業出来たとしても定職に就ける訳も無し。30歳前に修了し国Iでも取ってお役人にでもなってくれれば良かったのに。なんて言ってももう後の祭り。ハ〜、ポスドク難民の道をまっしぐらのS司です。
そんなどうしようもない子だからよけい可愛いのかもしれません。「出来の悪い子ほど可愛い。」なんてホントよく言ったものです。
お先真っ暗にも拘わらず、本人も我々両親も意外に楽観的です。まあ食っていくだけならなんとかなるでしょう。
刹那的過ぎるかもしれませんが、先の事ばかり思い悩んでも仕方ありません。かみさんは先日の大阪デートがよほど楽しかったらしく、「今度はお父も一緒に箱根の彫刻の森に行く。」と言っています。なんてことはない、tanuoさんをアッシーとしたいだけです。
S司曰く「(大阪での)演奏中ずっと寝てたくせに。」
美術館でも芝生の中で昼寝するつもりなのでしょうか。
親子共々楽天的な(脳天気な)我家、なかなか子離れも出来ませんわ。