登山女子?

今朝、新聞に目を通していたら、「山ガール>成長>登山女子」なんて見出し。
軽装備で山を楽しんでいた若い女性達が現状に飽足りなくなり、ステップアップの為に本格的な装備を買うようになっているそうです。
こんな見出しにつられて朝の貴重な時間を割いて記事まで目を通してしまいました。いつもは見出ししか見ないのに。
これらの購買層のおかげで2012年度は売上げ4.5%増の見込みだそうです。なにもかもが縮小している市場において4.5%増という数字は凄いです。お姉さん達につられ若い男性も顧客層に加わり、結婚出産後はその子供達までも加わる…。それはチト話がうま過ぎます。
しかし一時的なものだとしても我々長年この世界と関わりを持って来た人種には嬉しい事です。各山岳会も後継者がおらず自然消滅が一般化していますが、多少なりとも、たとえ間違ってでも、若い人が入会してくれると今まで培ってきたものが伝承されそしてまた次の世代に繋げて行く事ができます。ん? そううまくは行かないって? そうですね、今の若い人達は会則などに縛られるのを極端に嫌いますからね。
でも山用品店が淘汰されずに生き残れるのは良い事です。靴なんて実際に履いて見なければ買えませんもの。消耗品などはNetShopで充分ですが。
嘗てスキーが大ブームを巻き起こし、その後汐が引くように廃れて行ったのを思い出します。今の山ガブームも一過性のものだと思います。
それでも山で見かけるファッショナブルなお姉さん方には心が和みます。第一スタイルも抜群ですもん。
そこでつい先日の金トクでお見かけした押切もえさんを思い出しました。凄く魅力的に見えたのはどうもハーネスを身に着けていたからのようです。
当時はゼルプストバンド(略してゼルバン)が一般的でこれは全身に纏うものでした。海外から入ってきたシットハーネスが流行り始めていた頃でもあります。通常男共がゼルバンを着けると足の付け根をベルトで締めるものですからモッコリが強調されます。そんなものを見慣れていた時に新人の女性軍がシットハーネスを着け始めました。紺のジャージに白いベルトがパンツのように凄く目立ちます。ゼルバン同様足の付け根がベルトで締まるのでなんだか小股が強調されかなり艶かしく目の遣り場に困ったものです。先に登らせて下でジッヘルしている時など両足開いている姿を真下から覗いているようなもので見ていて恥ずかしくなっちゃいます。女性のハーネス姿というとついこんな事が思い出され、着けているだけで結構セクシーに感じるものです。オバサンならさほどでもないのでしょうが、うら若いもえちゃんのハーネス姿につい昔の記憶が蘇りそれが一層魅力的に感じられたのかもしれません。
一般道歩くのにハーネスなど着けるなよ。そういえば一般道でメットを被っている人もいます。
昔の人間は登攀を終え一般道に入ったらゼルバンもメットもザイルもザックの中に仕舞ったものです。そんなものを着けていたらなんだかひけらかしているようなので目立たないようにしていました。偶にこれ見よがしに着けたままの人を見かけましたが、「チンドンヤか?」と半ば侮蔑の目を遣るのが普通でした。
Oさんが一般道でもメットを被っており、当初は違和感があったのですが、先入観抜きで考えると被っている方が良いに決まっています。大体登攀中に落石に見舞われる事より一般道を歩いていて木の枝や岩の出っ張りにぶつける事の方が多いです。帽子でも無いよりはマシですがやはり思いきりぶつけた時は無茶苦茶痛いです。昔のメットは通気性が悪く、蒸さって若ハゲになると言われていました。それでなるべく被らないようにしていたのですが、今のメットは通気性も良くまた羽根のように軽いですから頭を護る為にも、もしお持ちなら着用する事をお勧めします。
ファッションに敏感な若いお姉さん達、案外もえちゃんのハーネス姿を真似て一般道でハーネスを着用し始めるかもしれませんね。
皆が皆ハーネス姿になっちゃったら…、あまりに卑猥過ぎてtanuoさん鼻血ブーです。