Silver Week

Golden Weekを真似て名付けたものかと思っていたら、ちゃんと敬老の日も絡んでいました。なるほどね。
明日からそのシルバーウィークに突入です。
さあてどうするかな? と言っても給料日前でもあり懐に余裕はない。遠出と言っても別に行きたい所がある訳で無し…。休日特割もGW以来使っていない。高速が無料化になれば何の為にETCなぞ取り付けたのやら解からなくなってしまう。実務経験の無い素人集団が実務を取り仕切っていた官僚の協力を得ずして何をやるつもりやら…。敵対するような言葉ばかり吐いていても官僚側が頑なになるだけ。上手に使ってこそ政主導となるのであって、右も左も解からない者が声高に物申してもいたずらに混乱するだけ。
おっと、また脱線。でもマルセル・モイーズの言ではありませんが「ルバート無くして音楽は有り得ず。」同様、「ルバート無くして行政もまた有り得ず。」と思うのですが。ルバートというよりリエゾンの方が解かり易いかな?


今日はかみさんとのディナータイムデート。早めに切り上げ8時にはNHKの【金とく】を見ました。そう、【田舎のおばさん】こと田部井さんが出ている北ア縦走の後編です。
見終わった後、明日に備え早寝する為寝酒を飲んだところ。酔いが回るまで暇潰しに日記を書いているところです。
キレットでプロガイドのサポートでアンザイレン。メットを着ける時に「久しぶりだから留め方を忘れてしまったわ。」だなんて冗談を言われてました。一般の人達に目線を合わせようという気配りからの言葉でしょう。毎週のように谷川、八ツ通いしていた人がメットの付け方なぞ忘れる筈がありません。私でさえ25年ぶりにメットを付けたときでも手が勝手に動いていました。
そしてジャンの登りでもミッテルで登りながら「足が届かない。」などと焦っているような素振り。あんなところはいくらでもスタンスがあり足を置くのに迷うほどです。これも一般の人達に目線を合わせようという気配りなのでしょう。解かっている者からすると少々嫌味とも思えるほどです。いや、やはりそこには田部井さん自身の哲学があるのでしょう。自らがガイド役を果たせる技量を持ちながら、ごく一般の登山者であるかのような演技。一般の人達を山へ誘う、いや山というものを紹介する、というような番組上の企てに合わせているかのようです。
しかしカメラワークの素晴らしさには驚かされます。ジャン手前のリッジを辿っているところの上からのアングル。ベッドに横たわりながら見ているにも拘らず、その高度感、不安定感に一瞬ビビリました。この番組の一番の功労者はカメラマン達とサポートスタッフでしょう。深夜晴れ渡った天を突くように聳える槍が映っていましたが、皆がまだ山小屋で寝ている間に中岳辺りまで移動し撮影したようです。それからまた小屋へ戻り早朝からの槍登頂の撮影。一体いつ寝ているのだろうと思うくらいです。
その卓越したカメラワークのおかげでしっかりと楽しませて頂きました。こんなのを家の中で見ちゃったら実際に行こうという気がなくなってしまいます、なんちゃって。(ウソウソ、やはりTVと現物とは比べものになりません。)


さて、明日はどうすべえか。
Tさんから本谷のダイモンジソウが花盛りとのメールが来ていたし、やはり近場の御在所にしておこうかな。所詮私にはメタボ予防山行がお似合いです。メタボ予防なら御在所で充分。