ゾンデ

先日の日記で「ゾンデを打ち込みながら…」と書きましたが、ふとゾンデで良かったのかな? と疑問が湧いて来ました。
最近どうも固有名詞が出て来ないんですね。かと思えば何気なく出てきた名称が間違っていたり。年の所為と言われればそれまでなのですが。
それでNetで調べてみると、ああ良かった、合ってました。でも最近のものは折畳式になっているようです。多分パイプの中にゴムひもが通してあり、繋げるとゴムが引っ張る力でまっすぐになり外れない構造なのでしょう。昔のツェルトのポールと同じと言えば良いのでしょうか。
材質はアルミだそうで、そりゃ軽いし運ぶには良いでしょう。これは手で押し込んで使うのでしょうね。
私が知っているゾンデはステンレスの無垢棒でかなり重いものです。ちょっと高い位置から手を緩めると、自重でズブズブっと沈んで行きます。途中に埋もれている物があればそこで止まるって寸法です。先が尖っており「こんなもんで刺されちゃさぞかし痛いだろう。」と思ったものです。死んじゃってたら感じませんが。
今のアルミ製なら捜索者側で力加減が出来るのでその方が理に適っているのかも知れませんね。
最近は英語表記も多くなりプローブとも言うそうです。
プローブと言うと我々電気屋がすぐ頭に浮かぶのはオシロスコープのプローブ。これで機器の各部を触りそこの信号波形を観察する訳です。探索する為の針って意味になるのでしょう。
そこでNetの記事を見ていたら妙に納得しちゃいました。
オジサンが使うのはザイルで若者はロープ、オジサンはブーリンノットで若者はエイトノットだそうです。(これは表記の違いでなく結び方そのものの違いです。)
私の意見を付け加えると、「オジサンはゼルバン(ゼルプストバンド)を着け、若者はハーネスを着ける。」となります。
普通に使っていた【アイゼンワーク】なんてアイゼン(独)とワーク(英)のチャンポンだったのですね。
ピトン(英)、クランポン(仏)は我々の頃でも一部使われ始めていました。「何なんだろう?」と思っていたら、ハーケン、アイゼンの事だったのですね。
19号線を走っていると【クランボ】というレストランがあります。看板にカモシカの絵が書いてあり、この辺りではカモシカの事をクランボと呼ぶそうです。カモシカは凍った岩でも平気で歩きます。まるでクランポンを履いているかのように。それで【クランボ(ポ)ン】? 
な訳ねえか。フランス人が木曾辺りの方言を知っていたとも思えないし。
そんな事を思いながら北進するとやがてJR倉本駅の横を通ります。
ん? クラモト? 音読みすると【クラ(ン)ポン】? 偶然とは言え面白いですねえ。