箱根

昨日8月20日の月曜はかみさんの唯一の夏休み。
全ババ連のメンバー数人で箱根に日帰旅行してきたそうです。
温泉に入りお昼をいただきあちこち散策してきたそうです。
お昼はイタリアンだったそうでお値段の割りにとても美味しかったとか。そして「今度はお父と行く。」
わざわざ箱根までイタリアンを食べに? こんな事を言うとまた波風が立つので、「はいはい。」
「温泉は硫黄の臭いがしてなかった。」硫黄泉大好きっ子のかみさんには残念な事で。私も箱根は硫黄泉ばかりだと思っていたのですが、調べてみると地域毎に泉質が豊富だそうです。カルデラ地帯の特色だそうで代表的な泉質を挙げる事が難しいほどだそうです。
「じゃあ今度は硫黄泉の所を選んで行こうね。」「うん。」
私も箱根は結構よく行ってます。そう言うと、「聞いてない、連れてって貰ってない。自分だけで行ったのか。」
「彫塑の仲間とだわ。一緒になる前の事だわ。」
当時は新幹線で小田原、ここで箱根登山鉄道に乗り換え彫刻の森まで。ローカル色豊かな鈍行の旅です。
近代彫刻から前衛的な現代彫刻までかなりの規模で展示してあります。やはり彫刻なんてものは狭い室内に閉じ込めておくものではなく、広々とした屋外にあって自然の景色と一体化しているべきものだと思います。ここは小品などの屋内展示もありますが大半の有名な作品は全て屋外展示です。
ロダンバルザック像、ブールデルのヘラクレスやその他の大作、肉感的なマイヨールの作品、これら具象的なものの他、ムーアの作品や鉄鋼細工のような現代的な作品、どれもその大きさに度肝をぬかれそうなものばかりです。常時展示のこれら屋外彫刻の他に時々○○特集なんて企画があったりしてそれに合せてよく行ったものです。
そうか、かみさんと一緒になってからはそんな余裕なんてなかったんだなあ。そんな趣味も無さそうなので連れ出す事もなかったんだ。よし、今度連れてってやるか。私自身もそんな文化的な心の余裕も無かったし。
子供が親離れした今は子供抜きで人生を楽しまなくっちゃ。