台風

タイフーン、ハリケーン、サイクロン。
英語のタイフーンは日本語の台風から来ています。
12号の被害に遭われた方々、アイリーンの被害に遭われた方々、お悔やみを申し上げます。


今週末はずっと荒れ模様。
金曜日も野暮用で休んだので三連休だったのですが、グズ台風12号のおかげで三日間とも雨とお付き合いでした。
そんな中、金曜日は鰻、そして今日の日曜日は鮎とこの夏のお勤めを果たす事ができました。
何やかやと雑務に追われ気が付けば9月。すっかり恒例の行事を忘れていたのですが、なんとか例年通り済ませることができました。
土用丑でもないので鰻屋さんもがらがら。待たされることなくありつけました。
鮎も手っ取り早く近場の広瀬簗へ。こんな台風のさなか簗へ出かける人など居ないだろうと思っていましたが、世の中暇人が居るものです。私達以外にもそこそこのお客さんがいました。
増水した濁流はいたるところで白波を立て、簗に当たった水は大きく盛り上がっています。簗上部にには落ち鮎ならぬ流木がかなりの量引っ掛かっています。川幅いっぱいに流れる褐色の濁流、かなりの迫力です。
この景色はどこかで見たような…。
そうそうライン下りがこんなでした。欧州の大河って年間通して水量が多く流速もかなりあります。そして氷河を源とした大河は茶色に濁っているんですね。そんな早い流れでも河川というのは昔から物流の為にはなければならないものだったのは、洋の東西を問わずって事のようです。もともとかなりの流速があるのにローレライの辺りでは流れが屈曲し幅も狭くなっている為、いたるところで白波を立てています。丁度今日のこの辺りの矢作川のように。川幅はあちらの方がもっと広いですが。
さまざまな形に姿を変えながらも同じように同じ所で波を立て続け見ていて飽きません。世間話をしながらも目は流れに釘付け。
そうこうしている内に料理が運ばれて来ました。なにもかもかみさんとシェアしながら頂きます。我々夫婦って何処へ行ってもまるで中華料理を頂いているかのようです。


つい忘れていた鰻も鮎もやっと頂く事ができました。さあ来年も頂けるかな? あと何年こうやって過ごせるのかなあ。
「鮎の塩焼きが毎日10尾食べたい。」おいおい今食ったばかりでよくそんな言葉が出てくるなあ。食欲旺盛なのは健康な証拠。まっ、いいか。