大災害

一昨日の地震、とんでもない規模の災害だったそうです。
当日の夜はTVでも報道されていましたが、早期の対応が功を奏し被害が小規模に抑えられたとか言われていました。
死者も全県合わせて100名余りとか言っていました。不幸中の幸い、まあ良かった良かった。と眠りに就き翌日土曜日は早朝から御在所通勤。情報から隔離された山の中ではその後の続報など入りようも無く、能天気に春の雪を楽しんでいたのでした。
下山後温泉でずっと地震のニューズが流れていましたが、その被害の大きさに気付きもしませんでした。
帰宅後、新聞に目を通すと、「死者1000人越え」の見出し。そして福島原発メルトダウンの可能性があり非難勧告の半径が大幅に拡大されていました。
一昨日就寝前にはオバマ米大統領から被災者への哀悼と救援のニューズが流れており「さすがやる事が早いな。」と思ったのですが既に日本国内の報道機関より早く状況を把握していたのかもしれません。
ケビン・メア氏の沖縄に関する発言問題もあり日本への気配りを意識していたのかもしれませんが。
そして今朝の朝刊では建屋の爆発のニューズ。放射能漏れも確認されメルトダウンは間違いなさそうです。
米国スリーマイル島の事故の二の舞です。下手をすると第二のチェルノブイリにもなりかねません。
日本の原発安全神話も自然の猛威の前では儚いものだったようです。
今回の地震の規模は想定外だったと言いますが、自然相手に想定する事自体がまともではないのかもしれません。
地質的に安定なドイツでさえ負の遺産を子孫に負わせる事は出来ないと原子力発電中止を決めているのです。想定外のことばかり起こる地震大国の日本で何も起こらない方が不思議です。
放射性廃棄物の地層処理がTVなどで喧伝されています。名の通った俳優さんなどがさも良い事のように言っていますが、日本に安定した地層なんてないのです。地震などの地殻変動でそれがいつ地表に現れてくるか解りません。また数千年間安全にしまっておけると言いますが何万年の半減期を持つものをどうやって管理するつもりなのでしょう。数千年毎に埋設しなおすのでしょうか。


いつ起こってもおかしくないと言われ続けている東海地震より先に今回の地震が起きてしまいました。東海地方にも近い将来同規模の災害が起こるのでしょう。
地震による直接的な被害も心配ですが、東海北陸にも多くの原発があります。全てが海岸線近くに立地しています。本当に大丈夫と言い切れるのでしょうか。
かと言って最近の原油高、大量のエネルギー消費に慣れきってしまった我々日本人、おいそれと原発を止める訳にもいかないし。
早め早めに将来を見越した方策を講じて行かなければならないというのに政治の世界はそんな事には全くの無関心。さあどうなることやら。