あれこれ

オリンピック真っ盛り。
睡眠薬替わりにTVを点けてもオリンピックばっかり。普段からあまり見ないものだから面白いとも思わない。おかげで寝付きの早い事。
新聞は新聞で大きく紙面を割き、他のニューズのプライオリティーが一挙に引き下げられている。見る側もこの時期は俄かファンが急増し、解説者顔負けの持論展開に、つい皮肉を込めた笑いが込み上げてくる。
最近のブログ流行りのおかげか、自称【通】の方々の過激な選手批判が喧しい。マスコミはマスコミで【惜敗】という言葉の乱発である。惜敗もボロ負けも負けは負け、そして負けた事になぜああも大騒ぎするのだろう。勝ったら勝ったで大騒ぎ、負けたら負けたで個人ブログの選手への批判。
なぜそうも拘るのか理解に苦しむ。選手自身が勝敗に拘るのは解かる。傍観者でしかない一般の人達がまるで自分のプライドを傷付けられたかのように怒るのは全く解せない。
マスコミもニューズソースが乏しいものだから試合前から騒ぎ過ぎ、いざ蓋を開けたら「なんじゃ、こりゃ。」で、挙げた手の引っ込みがつかなくなりうろたえているのかもしれない。
記者自身が【俄かスポーツ記者】なので選手達の客観的なレベルが解かっていないのかもしれない。それと昨今の流行りなのか世の中のヒーロー不足を補う為、選手達をヒーローやタレントに祀り上げているのが見え見え。それに乗せられたノータリンの視聴者が勝ち負けという些細な事に一喜一憂、挙句批判の嵐である。
国威掲揚の為、それこそ命を賭してまで試合に挑む。って開発途上国のやる事でしょ。先進国と思っているのならスポーツはあくまでスポーツだって事を認識してよ。戦争じゃないのだから。皆さん、少しは大人になってよ。