はや、6日目

連休も、はや6日目。地球の質量が急減したのか時間の流れが速い。ボーとしているだけで一日が過ぎてしまう。
退職後はきっと毎日がこんななんだろう。そうやって恍惚の人になって行く。昨日の事はおぼろげに覚えているが、一昨日となると全く記憶に無い。若い頃は、周りの生きているのか死んでいるのか解からない人達を哀れみの目で見ていたが、自分自身がこうなるとは予想だにしなかった。私も息の切れかかった年代になってしまったって事か。


天気予報では週末までずっと曇りか雨となっていたが、昨日も今日も好い天気だ。日差しが強く相変わらず暑いが、家の中まで風が通り幾分過ごし易い。若干風が強いのは台風10号の影響だろう。雲の流れからすると東よりの風だ。という事は中心は南西にあるって事か。
かみさん大丈夫かなあ。昨日から友人達と泊りがけで勝浦の方へ骨休めの旅に行ってる。南紀、尾鷲辺りは雨が多いからなあ。帰って来れるだろうか。
家にいなきゃあ食事を奢らされる事もなく出費が抑えられ都合が好いが、それとは別に心配の種も増えるものである。


外に目を遣れば青空の下、眩いばかりの夏雲。それが足早に東に流されて行く。
風に揺れる百日紅の赤い花。輝く緑。如何にも暑苦しい夏!という光景だ。そんな中むくげの花が涼やかだ。
おや? その下にバラが一輪咲いている。もう秋の気配を感じ取ったものか。バラがいっぱい咲く頃にはもう秋である。
季節も足早に巡りつつある。