方向感覚、空間認識

地図とコンパスで思い出した事がある。
S司(我家の次男)が幼稚園の年少さんか年中さんの時、幼稚園からひとりで歩いて帰って来た事がある。
T哉(長男)を病院に連れて行く為、先にS司を幼稚園に送り届け、始まるまで待たせておいたのだが待ちきれず、休みだと思い帰って来たらしい。家は鍵がかかったままなのでマンション1Fのお姉さん宅にあがりこみずっと遊んでもらっていたとか。
仕事中にかみさんから「S司がいなくなった。」との電話。まさか誘拐?と大騒ぎになったのだが騒ぎに1Fのお姉さんが気付き一件落着。
いつもは幼稚園のバス通園、通園経路を覚えていたのだろうか? 子供の足で2時間程かけて帰ってきたらしい。
S司はしっかりもののお兄ちゃんと違いいつもボーとしている。こういう子の方が野生の勘が鋭いのだろうか? 因みにお兄ちゃんははっきり言って方向音痴である。かみさんも方向音痴である。
S司は右脳で感じ右脳で(本能のまま)行動しているのかも知れない。それで体内コンパスが作動するのかな?
方向感覚、空間認識は理屈じゃなく天性のものだと思う。訓練により身に付く場合もあるが、S司のような例もよく耳にする。盲目の人が見えるという事が解らないのと同様、体内コンパスの無い人には有る人の感じ方が全く理解できないのだろう。
で、なんで近場の山でコンパスが必要なのか私にも解らない。迷ったっていづれどこかへ出ると思えばパニくる事も無いように思うが…。