建替えからもう直ぐ13年。「いずれは?」と思っていた火災警報器からのアラーム。
実は10年点検時の見積りに火災警報器交換も入っていたのですが、結構な金額だった為止めておいたのです。メーカー推奨は10年で機器毎交換、それが全部で9台。見積りがいくらだったか覚えていませんが、優先事項から選択し防蟻処理やベランダの防水処理の追加のみとしたのでした。
「とうとう来たか。」と思いながらYOUTUBEで調べてみると、バッテリー交換のみで対応する人がかなり居るようです。
メーカーは機器毎交換の推奨ですが、今時10年20年で劣化消耗する電子部品なんてありません。半永久的な筈です。じゃあバッテリー交換だけでも良いのでは?
取り敢えずは電池切れアラームの機器のバッテリーを外しておきます。すると翌日にはまたアラーム。「電波が受信できません。」のメッセージ。
各警報機が連携しており、1日1回は接続確認しているそうです。そして1台でも異常(電池切れも含む)があればメッセージを音声で伝えてくれます。これってありがた迷惑です。いや電池切れのまま放置している私が悪いのか。
仕方が無いので家中の警報器からバッテリーを外しておきます。バッテリー交換のみで済ませる事としてnetで調査。どこも高いなあ。純正パナソニック製の同等品がけっこうお廉く販売されていますが、どれも聞いた事が無いメーカーです。不良バッテリーが原因で火災警報器から出火なんて洒落にもなりません。少々高くてもここはパナソニック純正品で行きます。かみさんに話すと同意見。ただnet買いしたお金を補填してくれるかどうかが悩ましいところ。
まあ無い知恵を絞り、少しでも出費を抑えてnet買い。それが先週末金曜に届きました。
昨日土曜日はお出かけ、本日セットアップ。
バッテリー交換でメモリが消えてしまい、再度親機に子機登録が必要と思っていました。しかし登録しようとすると「子機8台です。」のメッセージ。
スーパーキャパシタでバックアップしているのか、それとも登録情報はフラッシュメモリのような不揮発メモリに書き込んでいるのか?
いずれにしても再登録の手間が省けて大助かり。「意外と簡単じゃん。」
後は元の場所に取り付け、親機から動作チェック。いとも簡単に「正常です。」のメッセージ。拍子抜けしてしまい今度は異常発生テスト。「他の部屋で火災です。」がそこら中で鳴り響きます。あ~、うるさい。ボタンを押して黙らせます。
これにて一件落着。
設置したのが2011年7月。今が2024年4月。なんと13年近く頑張ってくれました。耐用年数10年にプラス数年の寿命。どうやってこんなに正確に仕様に合わせる事が出来るのでしょう。
同時にリチウムバッテリーについて思い出しました。もう40年ほど前になりますか、当時は長寿命のバッテリーってものがありませんでした。長期間の作動が求められる機器で無通電時のメモリバックアップが必要でもそれを可能にするバッテリーが無かったんですね。そんな時に出てきたのがタディランの超長寿命バッテリー。リチウムの一次電池で基板実装タイプのものでした。これの寿命が10年と聞いてもどうやってテストするんだろうなんて思ったものです。まあスペックをそのまま信用するしかなくそのまま使っていました。
このようなリチウム一次電池が製品化され、いつかは大容量のリチウム電池にも二次電池ができるんだろうなあなんて思っていたら出来ちゃったんですよね。今ではごく当然に使われていますが、下手なメーカーのものはよく発火します。サムソンのスマホの発火なんて有名ですね。
このタディラン、イスラエルの企業でイスラエルの科学技術の先進性に憧れを抱いていました。今でも在るのかな?
パナソニック純正バッテリーを交換した火災報知器、このさき我家の火災警報器は、警報器自体から出火する事も無く10数年もってくれるでしょう。次のバッテリー切れは私が85才くらい。もう一度くらい交換できるように頑張りたいですね。