マネシタ電器の音波振動歯ブラシです。
最近使い始めましたが結構調子良いです。
話せば長くなっちゃいますが、今年の春先に電気髭剃りの網刃が破れてしまいました。暫く前に縁の方が破れその部分にセロテープを貼り皮膚を傷めないようにしていたのですが、とうとう全面的に破れが広がり使い物にならなくなってしまいました。
網刃だけ買ってもけっこうなお値段です。網刃が破れる頃には充電池もかなり草臥れており、あちこち換えるより本体まるごと換える方がお得です。保守部品には通常ディスカウントはありませんが、本体はディスカウントが普通で定価で買う方が難しいくらいです。
大体2年ほどで買い換える事になるので数千円程度の廉価品しか買いません。そして買うのはいつも振動式。
振動式を使い始めたのが高校の頃。ブラウンのエントリーモデルでたしかスタンダード25とか言ったような…。45年以上前で3,900円もしてたと思います。しかしその切れ味は他の国産品など問題にならない優れものでした。これをかなり長い間使っていましたが壊れた頃には国産品の廉価なものが市場に溢れ使い捨て時代になっていました。以後は使い捨てを繰り返すのみでした。
ブラウン以外にも優れものがありました。20歳くらいの頃ですか、友人のS本の家に泊まった時、その兄上が使っていたフィリップスのロータリー刃が三つ付いたものを借りたのですが、とんでもない衝撃を受けました。
ブラウンは切れ味が良いと言っても皮膚まで剃ってしまいます。それを避ける為には繊細な技術を要します。そして癖毛は剃り残してしまいます。しかしフィリップスのは皮膚には全くダメージを与えず癖毛の剃り残しも一本もありません。
当時日本の家電メーカーは日本の製品こそが世界一だとでも言うように宣伝を繰り返していました。しかし日本などまだまだ遅れていることを知らされる出来事でした。その後暫くしてマネシタ電器さんがフィリシェーブとか言う名前でフィリップスの模造品を販売していました。名前からしてOEM販売のようでした。
替えの髭剃りを買いに出かけ店頭でフィリップスのものに目が止まりました。ディスカウントで3,000円＋α。若き頃の記憶が甦り迷う事無くこれをお買い上げ〜。
使ってみるとやはり癖毛の剃り残しはありません。電池式の為回転が遅く剃るのに時間がかかりそうに思いましたが何度も繰り返さなくても一度で根こそぎ刈り取って行くので感じるほど遅くありません。それに充電池がリチウムで電池の寿命が長そうです。但しニッカドのようにだんだん回転が遅くなり電池切れの予測ができるというメリット（デメリットでもありますが。）はありません。いきなりストップしてしまいます。でも一回分くらいの急速充電も可能なので時間的余裕さえあれば問題ありません。ニッカドのようにメモリ効果も無いので充電池としては比べ物にはなりません。
その後暫くしてS司もフィリップスの髭剃りをこっそり買って使っていました。良い物は伝播するんですねえ。
話は変わって入院中のかみさん、歯磨きが大変そうです。それでNetで下調べ。
フィリップスなら良いのガが有るのでは？ 有りました。ソニッケア（音波振動歯ブラシ）と言うそうです。6,000円ほどで廉価品が売られています。おまけに歯ブラシの紫外線除菌器も付属されています。電池も当然リチウムイオン。流石はフィリップス！
購入前に国産品の模造品を調べます。有りました有りました、さすがマネシタ電器！（真似した電器：松下電器＝Panasonicの旧名）
お値段もずっとお安いです。舌ブラシ、歯間ブラシも付いたものが 1,600円ほど。しかも送料無料。捨てても惜しくない金額なので早速こちらの購入手続き。
納入されるとすぐかみさんに持って行きます。喜ぶに違いないと思っていたにも拘わらず、「使えん。」の一言。僅か数十グラムでも持ち難いそうです。下手にブラシ以外のところが歯に当たると不快な振動が伝わります。「もう少し手に力が入るようになったら使うわ。」
喜ぶと思ったのになあ。健常者には障害者の気持ちは解りません。
という訳で家に持ち帰り私が使っています。模造品でもすこぶる調子が良いです。おまけに歯磨きが楽しくなっちゃいます。そして歯の表面がツルンツルン。歯茎もピカピカピンク色。歯周ポケットも綺麗になっている気がします。
「こんなに抜け落ちる前に使い始めれば良かった。」今つくづくそう思っています。歯抜けだらけの人にもまだ抜けていない人にも是非お勧めしたい一品です。
調子、ええで〜。
