ロープ

先程書込んだエーデルリットとエーデルワイスのザイル、今はザイルとは呼ばずロープと呼ぶのが一般的なようです。確かにお医者様も英語が一般的になってますからね。ドイツ語使うのはかなり高齢のお医者様だけです。
と言う訳で私も山用語は英語に変えるべきですかね〜。
netで検索したら、今ではやはり英語読みのエーデルリッドばかり。偶にお年寄りらしき人のブログでリットと表記しているくらいです。じゃあ私も世間に合わせますか。
ここで疑問。ドイツ語読みに拘るなら何故エーデルワイスもエーデルバイスと呼ばなかったんでしょ? Wは濁ってVの発音ですから。
思うに当時流行った映画、サウンドオブミュージックの影響かと。その中でトラップ男爵が歌った【エーデルワイス】の影響が大き過ぎたのではないかと。あの映画、ロケはザルツブルクでやってますがれっきとしたアメリカ映画、台詞も歌も英語ですからエーデルバイスエーデルワイスと歌っています。まあそれくらい我々日本人は大勢に身を任せ易いって事ですかねえ。
そのワイスのロープ(tanuoさん、若ぶってザイルとは言いません。)、今では本家リットよりも勢いが強いようです。ヒット数が全く違います。
今のクライミングロープの構造を開発したのはエーデルリット。縦の芯材を45度の傾斜で袋状に編んだ外皮で包んだあの構造です。カーンマントルとか言うらしいですが、コア(芯)と マントル(覆う物)から名付けられたものです。なんだか地球と同じですね。
当時はリットの方が格が上、当然お値段も。両社ともエバードライがラインナップされていました。性能が同じなら少しでも安い方を選ぶのは貧乏新人の常。それが積もり積もって今の状況になったのかもしれません。貧乏新人達に取って憧れの的だったのですがね〜。
このエーデルリット、今はペツルの傘下に入っているようです。シャルレもそうだったし、時の流れと諸行無常を感じますねえ。