まるまる一週間

一週前の日曜日、人生二度目のスタバ。
これがいけなかったようです。マスクはしていたのですが、普段から人混みを出歩く事はなく、その抵抗力も極端に弱くなっているのでしょう。
帰宅後喉のいがらっぽさに気付きうがいとのど飴。
翌朝少し風邪気味でしたが大した事はなさそう。なんたって週末には久しぶりの田立が控えてますから、それまでには治しておかなければ。
それが日を追うに従いどんどん悪化。こりゃ駄目だと思っていたら「滝の氷結は期待薄なので急遽中止。」との連絡あり。渡りに舟とばかりに了承したのも束の間、変わりに藤内沢に行くとか。「やっぱりお断り入れとこ。」
土曜日まるまる一日寝ていたにも拘らず体温は下がらず。
日曜午後にだいぶ身体が楽になり検温するとやっと36度台。食欲も出て来てアイスが食べたくなってきました。かみさんは居ないし、一人でお買い物。
こういった時って無性にダノンの安物ヨーグルトや偽物アイスの定番、スーパーカップバニラが食べたくなります。はい両方買って来ましたとも。それに体力回復の為にアミノバイタルゼリーも。
熱っぽい身体に何れも抵抗なく吸い込まれて行きます。
スーパーカップを食べながら成分表示に目を遣ります。植物性油脂とは記されていますがトランス脂肪酸の表記はありません。でも絶対入っているよなあ。
まあ年に一回くらいしか食べ無いなら気にする事はありません。かみさんなんてあの悪名高きマーガリンをトーストに塗って食べてますもん。例えヤマギシ製だからといってトランス脂肪酸が入っていないなんて事ありません。
子供の頃学校から帰って来ても誰も居ない。食べるものも無い。偶に食パンが残っている時があり、それにマーガリンを塗って食べた時の美味しさがこの年になっても忘れられないのだそうです。
多少有害なものが含まれていても、こういった心の糧を食べない事の方が身体には良くないでしょうね、きっと。
さてスーパーカップについてですが、この旨さの秘密について。
レディボーデンは皆様ご存知ですね。実はこれ米国ボーデン社と明治乳業合弁会社のブランドでした。日本での高級アイスクリームブランドとして長期に亘り君臨していました。やがてハーゲンダッツが参入、徐々にシェアを落として行きます。理由は解りませんが両社は提携を解く事になります。その後暫くレディボーデンは世の中から姿を消します。まもなく日本での提携先を探しといたボーゲン社に今度はロッテが名乗りを挙げます。現在市場に出回っているのはこのロッテが製造しているものです。その後本家ボーデン社は倒産しかろうじてレディボーデンの製品名に名を残しています。
一方明治乳業はボーゲン社との合弁解消後、そこで培った技術を駆使し、高価な乳脂肪の代わりに安価な植物性油脂を使ってレディボーデンのコクのある味を再現します。これこそがスーパーカップバニラ味です。皆様是非一度レディボーデンと食べ比べて見てください。
成分表の如くレディボーデンは紛れもない本物のアイスクリームですが、スーパーカップラクトアイスと呼ばれる所謂偽物アイスです。しかしそのお味は?
殆どの人は「同じじゃん!」と思われるでしょう。
熱っぽい時何故かスーパーカップが食べたくなる理由、それはこんなところに在ったんですね。
偽物でもいいじゃん、美味けりゃ。おまけに安いし。