は~!

なかなかのんびりとした老後は過ごさせて貰えませんわ。

これで雑務が落ち着くと一気に落ち込んでしまうのかな~。

 

滅入ってばかりいても良くないので当たり障りのない日記でも。

昨夜聞いたニューズ、八千草薫さんが死去。

実は私、八千草薫さんの大大大ファンでして・・・。

初めて知ったのは中学生の頃。NHKのドラマで【虹の設計】ってのをやってまして、そこに出演されていました。丁度主演の俳優さんが車の事故で亡くなった後でその恋人役だったような。この後主演の方が居ない状態でどうやって放送し続けるのだろうと家族の皆が言っていたのを覚えています。拝見したのはその時の一話だけでそれ以前も以後も全く観ていないのですが、清楚な姿とあの特徴的なおでこだけが妙に印象に残っています。その印象が強かったのかその後知らず知らずの内に引き寄せられるように思慕の念を抱くようになってしまいました。母と言うには若過ぎるのですが恋人と言うよりはやはりお母さん対する思いのような気がします。

それが年を重ねるに従い優しいお母さん役、そして上品なお婆さん役と移り変わって行きました。

絵や彫刻に嵌っていた頃、数枚の写真から胸像作りを試みた事があります。あの笑顔が恋しくて口を半ば開けたものを試みましたが出来て来るのはグロテスクなものばかり。結局断念してしまいました。

芸能事とは疎遠でTVもあまり見ませんが、八千草薫さんが出演されるものは何を圧してでも見ていたように思います。

台風19号多摩川の氾濫のニューズを観ながら【岸辺のアルバム】に出演されていた事を思い出していました。

記憶に良く残っているものに新田次郎の【芙蓉の人】や原田康子の【輪唱】などがあります。小説嫌い、いや小説そのものを「なんの生産性も無い。」とバカにしているこの私がわざわざ文庫本を買いに行ったほどです。

 

またひとり私の大事な人がお亡くなりになりました。昭和は遠くなりにけり。その後の平成も30年が過ぎ令和の世となりました。こんな我々世代が共有している記憶もいずれ消えて行くのでしょう。

あらためてご冥福をお祈りします。

 

先程のニューズでは緒方貞子さんもお亡くなりになったとか。世界レベルで見ればこちらの方がビッグニューズなのですが、私にとってはやはり八千草薫さんの方がインパクトが大きいです。ミーハーやなあ。