可愛かった子役達がいきなり姿を消し本来の俳優達にバトンタッチ。
柴田家長女役のあの子も姿を消してしまいました。残念!
にもかかわらず未だ観ています。
録画したものなどを観終わった後がちょうどこの時間帯という事で他事をやりながら観ているような観てないような・・・。
そんな状況で、紫田家 家長のお爺さんと農協勤めのお父さんの対立。
これ、自由経済を旨とする資本主義(お爺さん)と計画経済の共産主義(農協)の対立である事は誰の目にも明らかです。
面白いですね。NHKってこっそりとこう言う事をドラマに仕込んでくれる事があります。顕著なのは、かなり昔に平将門を大河ドラマで放映した時でしょう。あの時は中央集権と地方自治。アナーキズムと言って良いと思います。天下のNHKがこんな放映をするとはと度肝を抜かれたものです。
話を戻します。
農協の趣旨は一見立派に聞こえますが、それには個人個人に成熟した知性、見識が備わっていなければうまく行く訳がありません。それはソ連という大きな実験とその失敗が全てを物語っています。
個人個人が常に切磋琢磨するには自己責任というリスクを抱えていなければならないものなのです。
物語の当時は日本中でコミンテルンの活動が盛んだった頃です。お爺さんは声にこそ出しませんが反共の砦として戦っていたのだと思います。
そして現在、農協の負の面が顕在化し大きな社会問題となっています。若く活力のある農業従事者などは脱農協を唱え自らの力で農作物自由化(例えばTPP)を乗り切ろうとしています。
好きですね、こう言ったストーリー。やはり天下のNHK。民放の一億総白痴化を助長する番組とは全く次元が違っています。
てな訳でまたまた飽きずに観続けています。