野良仕事

「スコップの柄が折れた。」
「じゃあ、つるはし。」
「家にはつるはしなんて無い。」
「山用。」
いとも簡単に仰る。確かに家には2本ありますが、あんなもん破壊力が小さく使い物になりません。
結局今日はここまで。後日どうするか考えましょう。


昨年の秋、庭の手入れをしてもらった時に隣の空き地のうちとの境界を幅1m強ほどで草を刈って貰いました。
以前はエンジン付きの刈払い機で私が刈っていましたが、庭を綺麗にした時にもう使わないだろうと粗大ゴミで捨ててしまいました。ところが何年か経つと隣の空き地がジャングルとなりそれが境界から家の庭を浸蝕してきたのです。それで庭師さんが刈り取ってくれたのですが、放っておくとまた元の木阿弥。かみさんが雑草が生える前に防草シートで覆ってしまおうと言い出したのです。ただ覆うだけでは根が残っているためシートを突き破って芽が出てきます。そうならないように一度地面を穿って根を掘り出してしまおうと言います。
それで先週末から少しづつ耕し始めたのですが、太さ1〜2cmほどの地下茎のようなものが地中に蔓延っておりなかなか大変です。そして今日も力任せにスコップで抉じながら掘り起こしていた時に事件が起こりました。
かみさんは縁側で日向ぼっこしながら私をリモコンしています。ラジコンでなく音声コントロールです。その時の通信内容が冒頭の会話です。
スコップ買うにしてもまた私のお小遣いからになるんだろうなあ。防草シートも買わされたし・・・。