還暦

まどろみから醒めたところで階下へ降りて行きます。
今年はまだお中元の準備もしていませんでした。PCを立ち上げ三越の会員ページにログイン。そして品物を選び処理します。毎年送り先も決まっているので実に簡単に済みます。以前はわざわざデパートまで出向き、特設会場で順番待ちの上やっと処理、毎回同じ事を何度も書かされ面倒な事この上なしでした。
そこへT哉が「どのデジカメが欲しいの?」と聞いてきました。かみさんから還暦祝いに買ってやれと言われているようです。夕べもかみさんがT哉に言っている声が聞こえていました。「デジカメだけじゃ駄目だ。食事代も出せ。」自分の懐は痛めず、なんとまあ【ゴーツク婆さん】だ事でしょ。
「今はネットで24,000円くらいになっている。」
「えっ、そんな廉いのでいいの? 10万円くらいの一眼レフにしたら?」
なんとまあ我が子ながら太っ腹な事です。
それに比べかみさんと言い私と言い、この世代の人はケチ(否、倹約家)が多いですね。
そういえば最近読んだレポートにもそんな事が書かれていました。
その時代の世相がその時代に育った人達の性格や消費動向に大きな影響を及ぼすそうです。世界大恐慌当時に育った人達は殆どが倹約家でその後の好景気にもその消費動向が現れているそうです。そして日本のバブル後、失われた10年と言われている時代に育った人達、彼らも派手な消費はせず着実な生活スタイルを貫いているそうです。それが若者の自動車離れにも繋がっているようです。
しまった、家の子供達にはちょっと贅沢させ過ぎたかな? 子供の頃からスキー三昧、遊び三昧。毎年ニューモデルを買い与え合宿も毎回参加。これじゃあバブリーな消費動向になって当然です。
でもこんな楽天的なマインドが無いと経済は活性化しないんですよね〜。まっ、仕方ないか。