過保護

まったくうちのかみさんときたら、過保護にもほどがある。
いえ、なに、夕べの事なのですが、寝入り端に階下でわめき声。暫くして上がってきたかみさんが、「お父からもダメだって言ってやって。」
何の事かと思ったら、S司が今度の土日で紀伊半島の方へツーリングに行きたいとの事でした。
「行かせてやれば良いじゃん。」
「ひとりでだよ。事故でも起きたらどうするの。」
ひとりなら尚更慎重になるだろうし、日常を離れての冒険も楽しいものです。走りながらでもひとりという事でいろいろと思索に耽る事の出来る良い機会でもあります。なんたってネクラのtanuoさんのDNAを受け継いでいる訳ですから孤独が嫌いなわけがありません。
しかしかみさんにとってS司はいくつになっても幼児のまんま。あの世話の焼けた幼い頃から頭が切り替えられないようです。お兄ちゃんのT哉なら何処へ行こうが何をしようが全くの放任だったのに。まあそれだけしっかりしていたから信用していたって事でしょうか。
それにT哉ならいちいち親の了承を取る事もなかったような。何事も事後承諾ばかりだったように思います。
S司もどうせ反対される事は解っているのだから黙って行っちゃえばよいのに、すじを通すというのか変なところに拘ります。ホント要領の悪いやっちゃ。
そして本日、金曜の夜。天気予報では明日土曜は雨です。雨でも行くのかな? 神経質なところもtanuoさん似のS司君、「雨だから止〜めた。」と言えばかみさんも一安心。