久しぶりに

行ってきました。平谷村のひまわりの湯。
9時半に出て11時着。往路で猿投グリーンロードを使ったのと道路が空いていた事もありますが、1.5時間で着いてしまうんですね。早っ!!! 遅い車に通せんぼされる事もありましたが慌てず焦らずのんびり走ってこの時間です。
まだまだコロナの自粛が続いているのでしょう。稲武の道の駅も平谷の道の駅も駐車場はいつになくガラガラでしたから。いくら平日でも、もう夏休みに入っているのにねえ。
脱衣場も浴室もガラガラでゆっくり羽根が伸ばせます。
そして久しぶりのお湯、やはりここのお湯は最高ですね。何か混ぜ物でもしているんじゃないかと疑いたくなるほどのぬめり感、それを味わう為に何度も何度も身体中を撫でまわします。ホントぬるっぬる。
身体を洗った後は外の露天風呂へ。だだっ広い大きな浴槽が2つ。ひとり先客が居たので反対側の打たせ湯と屋根が設えてある側へ。
日焼けを避けて張り出した屋根の下で岩にもたれて湯に浸かります。こちらは内湯より温めで吹く風も爽やか。周りの植栽の高木が陽に輝きそれが風に揺らいでいます。このまま寝入ってしまいそうなほどゆったり寛いでしまいます。
あっ、いかんいかん。あんまりゆっくりしていると烏の行水のかみさんがまたおかんむり。後ろ髪を引かれる想いを断ち切り上がります。
いや~、本当に久しぶり、良いお湯でした。
早めに上がったつもりが休憩所には既にかみさんの姿。瓶牛乳も既に空になっています。
私も一本。ん? 信州プレミアム牛乳? お値段180円。普通の牛乳が160円、じゃあ贅沢しちゃいましょう。たった20円高いだけで気分は超セレブ。

温泉の後はお決まりの福久家の鮎定食。
ガラガラの延々と続く下り坂、速度をセーブしながら降って行きます。
根羽村まで降りてきて丁度12時に福久家着。先に車を降りたかみさんが何か言っています。なに?本日定休日?
がっかりしながら車に戻ろうとすると、ちょうど中からおかみさんが。
折角来てくれたんだから出来るかどうか旦那に聞いてくれるとか。そして「いいよ。」と招き入れてくれます。折角のお休みに申し訳なく思いながらもご親切に甘える事にします。今日は休みですが、五平餅のタレの仕込みやら漬物の仕込みでお店を空けていたそうです。「どうせ店内に居るから気にしないで食べて行って。」との事。お客さん商売は大変ですね。おまけに休みにも拘わらず夕方から宴会の予約が入っておりその準備もあるそうです。爺ちゃん祖母ちゃんの昔人間にしか出来ない所業でしょうね。
白いご飯が無くて五平餅でも良いかと尋ねられ、もちろん即OK。こんな事も休みだからこそ。かみさんはオーソドックスに胡桃ダレ、私は珍しいので山椒ダレ。五平餅をあまり好まないこの私でも、この山椒ダレは殊の外美味しく頂けました。他に葱味噌ダレもあるそうで、これも旨そうです。
そして今年初の鮎の塩焼き。やはり生簀で泳いでいたものからの焼きたて、熱々で初めは食べ辛いですが作り置きを温めたものとは食感が全く違います。根羽の鮎は総じて小ぶりですが塩焼きにはこれくらいが丁度良いサイズです。そう言えば郡上鮎も小ぶりですね。
これが2尾。尾びれをちぎり身をほぐし骨を抜いてから蓼酢に浸けてガブリ。この豪快な食べ方が野性味があって旨いです。ワイルドだぜい。ワタのほろ苦さ、身の旨さ、皮やひれに付いた塩味が、蓼酢のほんのり苦みを帯びた酸味と混ざり合ってえもいわれぬ味のハーモニーを奏でています。当に味のオーケストラ! あ~、日本人に生まれて良かったなあ。
生から串を打って焼くので30分くらいかかります。この待っている時間が鮎の旨さを尚一層引き立ててくれるのかもしれません。
さて今年の【あ】も消化したし、次は何だったっけ?

福久家さんを出る時玄関横に何か置いてあります。ご近所さんに頼まれたとかでトウモロコシが置いてあります。一袋5本入りで500円。
採れたての玉蜀黍って甘みが格別です。それじゃあとかみさんは一袋オーダー。ん? お勘定は私?
帰り道、どんぐり(稲武の道の駅)に寄れとおかみさん。
そこで自分だけ焼きたてソーセージを食べています。そしてお土産にパンも。当然私のお財布から。
そしていよいよ家が近くなった大井橋。福岡屋に寄れと言います。そこでわらび餅と水まんじゅうを3個づつ。
帰宅後早速これも頂きます。ふんとよう食うやっちゃなあ。