秋の気配

相変わらず暑い日が続きますね。
とは言え7月末に比べ若干凌ぎ易くなりました。昔から言われている事ですが、お盆を過ぎれば暑さも下り坂です。
愛知池周辺は今タカサゴユリが満開です。道路の脇から一斉に道行く人々に向かって叫んでいるようです。「ねえ、見て見て。私を見て!」とでも。延々と続く道端のユリは花道に釘付けの観客のようで、そこを通る私は歌舞伎役者にでもなった気分です。
多数派のユリに比べ花数は劣りますが月見草もまだ咲き続けています。足元の露草も控えめながら精一杯自己主張しています。
やがて木立の日陰に入ると、ツクツクボ〜シ、ツクツクボ〜シの鳴き声。暫く前のクマゼミの暑苦しい鳴き声とは違いいかにも秋を思わせます。そうそう、一昨日牧野が池でもツクツクボウシは聞いたのでした。あれが私には初鳴きだったのでした。
今年の夏は梅雨からの天候不順が尾を引きよく局地的な豪雨に見舞われます。まるでスコールのような降り方です。日本の気候も東南アジアのようになってきたのでしょうか。
中央道でも土砂崩れが起こりました。あの辺りはよく通る所でその数日前平湯へ行った時も帰りに通った所です。「土砂崩れしそうな所なんてあったかなあ?」なんて思いながらニューズの地図と写真から場所を特定しますが、さほど傾斜もなく一見土砂崩れなどしそうもない所を思い浮かべています。
毎日必ず一回たっぷりの雨で庭に水遣りしてくれると手間が省けて大助かりですが、空は気まぐれ。結局は毎日水遣りをしています。草取りも大変だし。
草取りと言えば、愛知池までの道中、雑草ぼうぼうの田圃が目立ちます。きちんと持ち主が手入れしているところは良いのですが、あの茫々は農協に任せっきりの家なのでしょう。よく見ると稲穂もまだ出ていないようで完全に雑草に負けています。あれでは収穫も出来ないのでは? と他人の事ながら気になります。
田圃の雑草といいお庭の雑草といい、この旺盛な繁殖力には敵いません。いっそ除草剤でも撒いてやりたくなります。