苔寺

10月初めに予約した西芳寺に行ってきました。
昨年6月に予約してあったのをかみさんの病状悪化でキャンセル、今年の6月も体力的にそんな余裕がなく断念、10月になり多少余裕が出て来たので梅雨時ではありませんが紅葉と織り交ぜて本日11月26日で予約を入れたのでした。
幸か不幸か秋の長雨?にかかりしっとり落ち着いた苔の庭を拝観できました。紅葉はもう遅かったようで枯葉色が目立っていましたが、青々とした苔との対比が綺麗で心洗われるようでした。
お寺からの時間指定が13時からでしたので、早めに行き隣の鈴虫寺の参拝を済ませてからとしました。
鈴虫寺はかみさんが以前に願掛けしていたので、その成就の報告と御守りの返納、そして新たな願掛けをしてきました。願掛けの内容は言わずと知れた事、まあ二人とも同じ内容しかありません。
参拝前に和尚さんの有難い説法を聞きます。話術も巧みに20分ほど語って頂きました。そして参拝、園内拝観、最後に地蔵様に願掛けです。

その後いそいそとお隣の苔寺へ。入口には制服姿の警備員?が検問?の為立っています。ここで予約表を提示し園内に足を踏み入れます。
昔は予約なしで入れたのですが・・・。いや、こんな事言ったら、何十年前の話?って突っ込まれますね。
本堂入口で再度予約表を提示、冥加料を納めてから本堂内で写経、それに願い事と住所氏名を記入の上祈祷の為に納めます。これがまたえらく狭い所に押し込められて写経するのでつい無理な姿勢になってしまいます。あちこち痛くそして苦しくなってくるのですがこれも修行と無心に移します。
終了後やっと庭園の拝観となります。かみさんはきつい階段も手摺や私の肩に摑まりながら昇り降り。また筋肉痛にならなきゃ良いが。

杉苔をもっと長くして斜めに寝かせたような苔、庭の手入れをしていた若いお兄ちゃんに尋ねると【ヒノキゴケ】と言うそうです。
かみさん、「あの苔欲しい〜、この苔ほしい〜。」まんが日本昔話のエンディング曲のメロディーに合わせて歌っていました。
こんなとこの苔は持ち帰れませんよ〜。