東屋、屋根の葺替え作戦

長年(と言ってもまだ5年ほどですが)風雨に晒され続けた東屋の屋根、昨年くらいから杉皮が一部剥がれかけていました。それが今年の台風で一気に剥がれが進み無残な姿に。今年の春、庭師さんに手を入れて貰ったついでに東屋の屋根の葺き替えを見積もってもらったら20万円ほどかかるとの事。

これくらいなら自分でもできそうなので発注は保留。杉皮屋根の葺き方、材料の調達先や相場、必要になる道具などを下調べしていました。

調べる内に見積もり価格20万円はそれほどぼったくりでもなさそうって事が解かって来ました。でもなあ工賃分くらいは自分の身体で浮かせた方が呆け防止と健康の為にも良さそうです。

A5の車検代も格安民間車検でディーラーの半額に抑えました。これで材料代は賄えそうです。屋根に上る為の三脚脚立は、庭師さんに代わって私が植木の手入れをするという事でかみさんに買ってもらいました。後のこまごまとした工具代はお小遣いでなんとかなりそうです。

杉皮を何枚重ねにするかでこの先の耐久性が大きく変わってきますが、さてどうしたものか? これが一番高いんですよね~。

ダイソー恐るべし

夏の盛りかみさんは一階で寝ていました。ここは爺さんが居た部屋ですが、昼間はここのベッドで休んでいて寝る時は2階へ上がっていたのですが、夜寝るのに2階へ上がるのが大変だからとここに居付いてしまったのです。熱帯夜が続き2階の寝室と1階のこの部屋の両方でエアコンを使うのは無駄です。それで私も一階で寝るように言われ、かみさんのベッド(爺さんが使っていた)の横に布団を敷いて寝ていました。そのうち二階のベッドを降ろすように言い始めました。
面倒なので二の足を踏んでいたのですが、とうとう押し切られバラして一階に移動。30年近く使っていたこのベッド、マットを載せる板に貼ってある布が変色しています。若干カビているのかもしれません。こういったことに神経質なかみさんはその布を張り替えると言い出しました。既にプログラフ(免疫抑制剤)もプレゾニン(ステロイド)も使わなくなっていますから、感染し易いって事は考えられないのですが。
取り敢えず布だけ剥がし新聞紙を敷いた上にマットを載せて寝ていました。そして本日は貼り付け用の布を買いに車道の大塚屋へ。
その後100円ショップ巡りしてダイソーのタッカーを調達。これを使ってベッドの板に布を貼り付けます。
実はこれ東屋の屋根の葺替えの為でもあり、そのお試し用としてまずベッドの板に使用するのです。
今、東屋葺替え作戦が進行中でして、先日は杉板押さえの竹をかみさんの友人宅へ物色に。結局加工が大変なのでNetで竹材を調達する事に。防水シートもNet買い予定で最安値ストアのめぼしもつけてあります。この防水シートを貼り付けるのにタッカーが必要になるのですが、工具屋さんで数千円も出さなくても100円ショップのもので充分使えるとの情報を入手したのでした。


やってみると、凄い凄い、めっちゃ調子良いです。

タッカー(ホチキスの親分みたいなやつ)300円 専用の針 100円 〆て400円+tax32円也。
打ちが弱い時はトンカチで。 写真のトンカチってカシンの刻印が。山用トンカチもこんなところで役に立ってるんですね。

台風一過

21号、かなりの災害を残し温低に。

こちらのピークは昨夕16時頃でしょうか、雨を伴った暴風が吹き荒れていました。

その後雨も止みまだ残る強風の所為で道路が乾き始めました。雨は大した事はなかったなと思っていたら21時頃から土砂降り、かなり長い間続いていました。その内雷を伴う豪雨へ。雨の勢いは一向に衰えずそれが1時間以上続いていました。よくもまあ水が切れない事、あきれるほどです。22時頃になって若干勢いが和らぎましたがそれでもまだ強雨の範疇です。風もまだかなり強く東屋の屋根が心配です。

明けて本日朝、東屋の杉皮が大きく消失。先日剥がれを直し仮止めしておいた防水シートの一部が剥がれて無くなっていました。

防水シートは今の物をそのまま使い杉皮だけを変えようと目論んでいましたが全て葺きなおしになりそうです。三脚脚立は既に調達済で杉皮もお試し用に少々Net買いしてありますが全面となるとこんなものでは済みません。防水シートも買わなきゃならないし。

当初造園屋さんに見積もってもらったら20万円ほどかかるとの事なので自分でやろうと思ったのでした。幸いA5の車検をディーラーから民間車検に変えたおかげでお値段半額になりその分を東屋改修の費用に充てるつもりでしたが、予算が足りなくなりそうです。

まあ怪我人が出なかっただけ良しとするか。

狭っ

昨日8/22は名古屋市美術館へ。
白川公園駐車場の前には満車の看板。路上には2台駐車待ちの車が。
出発が遅れた事もあり時間が無いのでそのまま若宮パーキングへ。ここは初めてですが地上へ上がるエレベータがありません。急な階段をヒーヒー言いながらかみさんは上がります。地上に出てからも美術館まで少し歩かなければなりません。
白川公園まで来るとかみさんが「こっちに並んで待ってればよかった。並んでる車が代わってる。」よく見てますねえ。
若宮パーキングもビュールレ展の半券を見せれば30分(280円)だけ割り引いてくれるそうですが、白川公園駐車場のように障害者全額減免とはなりません。
ヨタヨタ歩きながら美術館入口まで行くとほんの少しですが行列が出来ています。平日だというのに、開館から1時間以上過ぎているというのに。けっこう人気なんですね。
障害者と介護者一名は半額なので二人で一人分の入場料で済みます。身障者って良いでしょ。
車椅子の貸出しもありますが見栄っ張りのかみさんは乗るのを嫌がります。エレベータでバリアフリーになっているから車椅子の方が楽なのにね。
半券を切ってもらい展示場に入ると入口から凄い行列。全く進む気配がありません。暫く待ちやっと中に入ると順路に従って並んではいますが通り抜けるスペースも空いています。前座と言うと失礼ですが、なにもこんなところから克明に鑑賞することもないでしょうに。おまけに狭いスペースに詰め込むように作品が並べられており、とてもじっくり鑑賞できるような雰囲気ではありません。何を皆さん観ているのでしょうね。流す程度に観ながら二人で通り過ぎて行きます。画集で見た事のある作品が所々にあり「見て見て私を。」と囁いています。それらに目を遣り立ち止まったりしながら行きますが、皆さんどれもこれも同じペースで進まれています。すべての作品に均等に惹かれ均等に鑑賞されているのでしょうか。全く不思議な人達です。
しかしこんなに混んでいたんじゃじっくり愉しむなんて気にもなりません。古典的な作品は適当にスルーして印象派の作品の方へ急ぎます。
そして本命の印象派後期印象派キュビズムへ。
さすがにイレーヌ、赤チョッキの辺りは間隔を大きくとってあります。が、照明の所為でしょうか部屋全体の配置の所為でしょうか写真より実物は暗くくすんだ感じがします。あるいはバニスが変色してきているのでしょうか。へんな所が気になるtanuoさんです。
最後に横4mの大作、モネの水蓮で展示は締めくくられています。展示スペースを出るとグッズ販売スペース。凄い人だかりで皆さん色々と買い求めていらっしゃいます。人それぞれ、解っている事ですがつい漏れてしまいました。「ミーハーだなあ。」

めっきり涼しくなりました。

お盆前あたりから急に涼しくなりました。
窓を開けて寝ていたら、明け方には寒くて堪らず窓を閉めに行くことに。
エアコンもまた来年まで入れる事は無いでしょう。いや週一くらいで少し動かした方が機械の為には良いかな?
盛夏のピークを過ぎると何故かもの哀しさを感じます。こうやってまた齢を重ねていくのかと・・・。
最近お湿りも多くなりました。庭の水遣りに足りると言うほどの雨量ではありませんが、一日くらいサボっても良いかな? と手を抜いたりしています。
【芸術の秋】にはまだ少し早いですが、明日は白川公園名古屋市美術館へ行きます。ビュールレ美術館の所蔵品が遥々日本に来ているとの事なので。セザンヌルノワール、モネなどの作品で日本未公開のものも多いです。
若い頃セザンヌフリークであった私としては、この機会を逸したら後は海外まで足を運ばなくてはならないので是非に。という訳です。尤も写真ではよく目にしていたものばかりですが。
セザンヌ後期印象派の第一人者と言っても良いほどでその作品は日本にも数多くがやってきています。私も若い頃は来る度によく観に行ったものです。当時から名古屋は文化僻地で東京からすっとばされて京都、大阪、福岡で展示され、新幹線は高いので夜行鈍行でよく出かけたものです。
油彩だけでなく水彩もよく手掛けており、静物のリンゴひとつを見るだけでもセザンヌの凄さが解ります。三角形を基本とした全体の構図と色彩配分、これらが後のピカソの作品などに発展して行ったのです。
しかしその礎となったというか大きく影響を与えたのが北斎であることも忘れてはなりません。やはり北斎は史上最大の天才だったと思います。
美術史の教科書などでよく目にしたルノワールのイレーヌ(カーン・ダンベール)も来ます。印象派とは言いながら多分に古典的な可愛さを含んだ絵ですがこれはこれで私も大好きです。ルノワールの作品というと何故かマイヨールの彫刻を連想してしまいます。ふくよかな女性像という点が共通している所為でしょうか。いずれも私の好みに合っています。
昨年まで高賀の水汲みによく出かけた板取川沿いのモネの池、本物のモネの水蓮も来ます。
久しぶりですね〜。若い頃に戻ったようでワクワクしています。
ついでに栄でランチ。ランチで釣らなきゃかみさんついて来ないからなあ。

「う」「あ」

今回はS司も伴ってまた郡上へ。
先日行った美濃錦の「う」をまた味わってきました。「う」をたっぷり頂きたいのでS司と私は「重」、かみさんは少食なので「丼」
「重」は1尾半、「丼」で1尾ですから「丼」でも充分なのですが。
京都から取り寄せの山椒は香り高く「う」の味を引き立ててくれます。この「う」自体も脂肪を落とした後でこの肉厚ですから身がしっかりしておりとてもボリューミー。食べながらついつい頬が緩みます。かみさんもニコニコ顔で「美味しいね。」旨い物さえ食わしていれば機嫌が良いんだから。
肝吸いの肝も大きく旨みたっぷり。最初の注文時「肝焼き」を頼んだのですが今日は出来ないとの事でした。そしてかみさんとS司の肝吸いには肝が二つ入っていたそうで、食べながらかみさんは「こんなところに沢山使うから肝焼きが出来なくなるんだわ。」と思ったそうです。まあまあ良いじゃないか。
その他にかみさんと私は郡上鮎の塩焼き、S司は刺身を頂きました。刺身は小さすぎると出来ないので中くらいのものですが、塩焼きは見たとたん「小っせ〜。」と声が出てしまうほど。まあ二尾ついているので良しとします。小さいので一尾は頭から丸ごと食べましたが、やはり背骨がチト硬く二尾目は背骨を抜いて。さして力を入れなくても頭からスッと抜けます。はらわたには消化前の水苔がたっぷり残っておりこれが爽やかな香りを醸しています。天然鮎独特の味ですね。(貧乏舌の私は養殖物でも一向にかまいませんが。)
たっぷり食ってごっそさん。昼にしては随分多めでした。
郡上に来たついで、観光センターで小那比茶を買って帰ります。ほうじ茶ですがかなりお高め。かみさんのお気に入りのお茶です。
寒暖差の激しい所の作物ってなんでも美味しくなるんですね。
帰り道、今回は趣向を変えて「子宝温泉」へ。アルカリ泉のようで我々の好みとはちょっと合いませんでしたが、時にはこういうのもまた一興かと。
お盆休み中とは言え今日は平日。道路も渋滞無しで片道2時間弱。ただ台風の影響か所々で激しい雨が降っていました。カンカン照りよりずっと凌ぎ易かったです。
最初から雨を見越して今日は鈍足アクアでお出かけ。非力で楽しくも何ともない(それが個性かもしれませんが)車ですが、いつの間にか我家に無くてはならない存在になっています。なんたってリッター20kmは軽く走りますから。ミラちゃんは軽の癖にリッター20kmなんて絶対に無理。やはり軽よりアクアをもう一台買った方が良かったかな?