お花見@箱根

メインは御殿場IC傍、東山湖の畔にあるレストラン湖粋でのランチでした。
ここの窓からの景色が秀逸で、窓枠が額縁、その中に桜の樹間の隙間から富士山が遠望できその下には東山湖。窓そのものが一つの絵画となっています。
ここはかみさんがババ友達とよく来ていたそうで箱根詣には必ず寄って食事していたそうです。
私も一度かみさんに連れられて来た事があります。ちょうどかみさんが発病する前の晩秋、彫刻の森へ行った時でした。
その時、是非桜の頃に来てみたいと思ったものでした。
早めに出たつもりがあちこちのノロノロ運転でちょうど開店時刻の11時頃到着。
辺りには花見客が大勢来ており路肩に駐車しているのもあります。湖粋の前まで行くとどうも様子が変です。奥の駐車場への入口が閉鎖されています。店の前に停車して様子を窺うと店は閉鎖され中も人が入っている気配がありません。テーブルの上に放置されたメニュー板には薄っすらと埃が被りもう何ヶ月も放置されたままのようです。「あれまあ、つぶれちゃってたのか。」
予約電話を入れておけばそれが予測できたかもしれませんが、平日だし大丈夫だろうとつい電話せずにいたものですから。
かみさんはここが混んでいて入れなかった時の為に別候補も探してありました。ナビをセットしてそちらへ行く事にします。
その前に窓枠は無いけれどカメラのフレームでウインドウを切り絵画とします。



向かったのは御殿場市繁華街にある名鉄菜館。御殿場辺りでも名鉄グループは頑張っているのですかね?
そういえば湖粋のマスターも名鉄グループに長年勤めていたと仰ってました。それで名古屋から来た私達を歓待してくれたのでした。あのマスターが亡くなり立ち行かなくなったのかもしれません。(勝手に殺しちゃって済みません。ご存命でしたらお詫びします。)
開店10分前に着きましたが既に並んでいるお客さんがいます。我々も並ぶとすぐに後ろに行列が。はやっているんですね。
少し格式が高そうなお店ですがランチタイムメニューはかなりリーズナブルです。御殿場って物価が安いのかな?
いつものように別々のメニューをオーダーし全てシェアします。中華はシェアして頂くのが基本ですから全くのNo Problem。
店舗が2階でエレベーターが無いのが難点ですが段差が割と小さいのでなんとかかみさんも上がる事ができました。エレベータ無しという建物の古さからその格式が窺えそうです。店舗内も極力バリアフリーとなるように傾斜板を取り付けたりしていますが、結局かみさんはトイレは店を出てから別の所に行きました。箱根も建物が古いところばかりなので先が危ぶまれます。
その後箱根に向けてでっぱつ。あちこち桜が満開です。今年は開花が早いのでもう遅いかと思っていましたが丁度良い時期に来ました。惜しむらくは季節がら春霞で遠望が利かない事。せっかくの富士山も雪を被ったところがぼんやりと白く見えるだけです。贅沢言ったらきりがありませんわなあ。
庭園鑑賞のため箱根美術館へ。急坂ばかりで恐いところです。おまけにナビは変な所を案内するし。最終的にはヒューマンナビゲーションのお世話になりました。


美術鑑賞の後は温泉。リストアップしてあった白濁湯の温泉へ。心配した通りノーバリアフリー。しかしなんとか階段の上り下りにも耐え、浴槽の大きな段差も忍び入浴できたようです。
他に誰も居なかったので露天風呂から壁を隔てた隣のかみさんに声をかけると返事アリ。女湯も誰も居ないそうです。段差が大きく浴槽も深いですがなんとか入れたとか。そして出れなかったら私を呼ぶと言います。あそこの扉から隣へ行けるかな?
暫くして「石組みの上に寝転がったら上がれた。」冷たかろうに。でもこれで一安心。
歴史のある温泉は設備が古くバリアフリーとなってない所が多いので要注意です。
帰り道、御殿場の秩父宮記念公園横を通ります。道路両側が桜並木となっておりこれだけでも充分楽しめます。正直言ってかみさんはもうお疲れモード。とても中に入って歩く事はできません。
帰りはサービスエリアをはしごしてお土産買うぞ〜。