衣食足りて礼節を知る

今朝の新聞にオバマケア廃案の動き。議会の動きにトランプさんも同調だとか。
やっとアメリカも国民皆保険が実現かと思われていただけに、「ああ可哀そう。」
昨日のニューズではフォードがメキシコの新工場設立を断念したとか。アメリカ、どうなっちゃうんでしょうね。
戦後に育った我々団塊世代、敗戦の傷跡を知っている筈の世代ですがアメリカへの恨みなど全く持っていません。むしろ豊かで寛容なアメリカに大きな憧れを抱いていました。その寛容なアメリカが今自国優先の保護主義に移ろうとしています。その次期大統領に票を投じたのは白人ワーカー層です。いわば不平不満という膿みが狂ったトランプを選出した訳でその膿みの大きさが計り知れます。どこの国にもこういった人達はいるのですが、韓国では反日という形でその膿みが噴き出しています。為政者にとっては行政の不手際を隠す為には都合がよくそれを誘導したりもしています。
昨年の英国のEU離脱もこの層の人々が大きく影響しています。
世界中がこの流れに飲み込まれているようです。
保護主義に走っても結局は自国の産業の競争力を損なうだけでいずれは競争に耐えられなくなりより酷い結果をもたらすだけです。米国自動車企業のBIG3を見てもそれは明白です。(日本車の攻勢にロビー活動で政府を動かし輸入に規制をかけましたが結局自車の切磋琢磨を怠った為、国際競争力を失ってしまいました。)
この労働者層悪く言えば、酒と食う事とSexしか頭の中に無い人達です。いやこれは酷過ぎる表現かな? しかし自己研鑽などという言葉とは全く無縁である事は事実です。普通誰でも今より少しでも良くなるよう毎日努力し続けるもの。というのはそれがあたりまえと考えている人達の考えであり、それとはまったく無縁の世界で生活している人達もいるのです。米国では「デブと喫煙者と大酒飲みは出世できない。」と言われますが、そういった人達がこの層の人達です。出世できないのではなく自らを律する事を放棄しているとも考えられます。
これらの人々に職を与える為とトランプさんは言っていますが、甘やかしても生産性が上がる訳ではなく職を与えた側の企業も競争力を失い衰退するだけだと思われます。いま彼らに必要なのは考え方を変える事しかないと思います。なんらかのきっかけで自己研鑽とステップアップの楽しみを覚えたならその生産性も上がり経済的にも安定する筈です。生活が安定して初めて人は礼節を知るものです。我々の子供時代の自由で寛容な米国が復活する筈です。


お隣の韓国、以前記した事(http://d.hatena.ne.jp/tanuo/20151231#1451560245)が現実になりそうです。
この国の経済は今瀕死の状態です。世界企業のサムスンにしても株主は海外ファンドばかりで韓国企業であって韓国企業でないというのが実態です。政府からは優遇されても富は全て海外に流出、税収も延びず国民の生活も先行きの見えない状態が続いています。そのはけ口が反日ですからこれが鎮まるのは国民生活が安定するまで待つ事になります。ここでも【衣食足りて礼節を知る】が成り立っています。