天然温泉かきつばた

刈谷市の洲原池の近くにかきつばたの自生地があり地元では割と有名である。愛教大の近くと言えば解かりやすいか。
この辺り、その自生地以外にも小規模なものも点在しており、かきつばたが育つ上で都合の良い地形が多いのかもしれない。
その少し先に岩ヶ池があり、新しく延長された伊勢湾岸道路沿いのパーキングエリア【ハイウェイオアシス】と同じ敷地内に【天然温泉かきつばた】がある。
連休7日目の今日、その温泉へ行ってきた。
当初家族全員で行く筈だったが、まずS司がバイトが入っているからと離脱。続いて午前中2時間かけて洗車していたT哉も汗をシャワーで流したら「もう温泉はパス。」と続いて離脱。結局年寄りばかり、爺さん連れて3人で行ってきた。温泉には年寄りがよく似合う?


愛教大前信号の次の信号で左折、暫く走り岩ヶ池を越えると右手に観覧車が見える。そこが【ハイウェイオアシス】の公園となっておりその一角にこの温泉がある。駐車場は広いが出入りの車が多いせいか入るのに若干渋滞する。
観覧車の下には野外ステージがあり、今日はワンちゃんのコンクールらしい催しが行われていた。色々な犬種が集い見るからに可愛い。それにも増して興味深いのは親バカ丸出しの飼い主達である。かく言う私も10数年前は同様の親バカだったのだが…。
【天然温泉かきつばた】は、そのはずれにあり一目でそれと解かる。
入湯料大人800円。スーパー銭湯よりは高いが温泉であることからまあ納得できる。
館内は結構広く露天風呂の種類が多い。と言っても浴槽が分かれているだけで泉質は同じだろう。
浴槽すべてを味わわなければ気の済まない私としては多い分余計に時間がかかる。結局私が最後に出て行くと、かみさん達は湯上りのお茶を飲み終え、売店で土産物を物色中。出てきた僕を見つけ「これが欲しい。」蟹せんべい、海老せんべいを買わされてしまった。
温泉を出てからも敷地内に併設されている地元特産品の売店で「あれが欲しい、これが欲しい。」僕の小銭入れを持って行ってしまった。


場内は広く家族連れで結構混んでいる。連休の過ごし方も【安・近・短】が定着した感がある。
お金を使う事だけがレクレーションではない。長い間の景気低迷のおかげで日本人も休みの過ごし方が上手になったような。
帰りは渋滞を避けて迂回路から。近場なら混み易い所とそのパスり方も承知の助。


午後6時からはT哉の奢りで寿司屋へ。初月給で奢ってくれるそうである。なにもそう無理しなくて良いのに。
それでも嬉しいものである。職に就いた新人男子の6割が親へ某かのプレゼントをするそうである。回転寿司程度の廉いところで良いのに。それだけでも充分嬉しいのである。無理をされると返って心配になるのが親心なのである。