不幸中の幸い

今日は朝から昨日引揚げてきたもののお片付け。昨夜遅くまでかかりS司がお洗濯3ラウンドをこなしてくれたおかげで随分片付きました。
おバカなSちゃんですが、素直さ優しさだけは誰にも負けません。機転が利かなくても良い、要領が悪くても良い、この先稼ぎが良くなるとは思えませんがそれでも良い、素直で優しければ。でもこんな子にはお嫁さんに来てくれる人なんて居ないんでしょうねえ。
こうやって甘やかしてばかりいるものだからひとり立ちできないのでしょう。
ある程度片付いたところで爺さんのお見舞い。昨日に比べ随分元気になりました。まだICUのベッドの上ですがすぐにでも歩きそうな雰囲気です。
これも負担の少ない腹腔鏡手術のおかげ。場合によっては開腹するかもしれないと言われていましたがそうならずに済み良かった良かった。10時までかかると言われていた手術も、9時15分に終わったと知らせを受けましたので開腹せずに済んだ事は明白です。
患部が落ち着くまで2-3週かかると聞いていますが、その間寝たままとはならないでしょう。老齢でもあり筋力の衰えが早いですからなるべく早く歩くようにしないといけません。経過も安定しているそうなので不幸中の幸いってところでしょう。
見舞いついでに入院手続きも済ませます。その後はやはりメインのかみさんのもとへ。
今日は朝から不機嫌です。いやもうお昼ですね。二人部屋でひとりだけなので個室のようなもので口論を人様に聞かれる事はありませんが、扉が無く開けっ放し。きっと周りにはまる聞こえでしょう。まっ良いか。
片付けたものが何処に何があるのか解らず苛立っているようです。また日赤とかってが違うのでそれにも苛立っているような。健常者なら何でもない事が障害者には耐えられない程の障害になるのですから。
そんな中、「見て見て、ベッドから立てた。」と立つところを実演してくれます。かなりベッドの高さを高くしてあり床からの腰の高さが高いものですからほんの少し腰を上げるだけで済みます。ここで立てても家のベッドからは難しいでしょう。でも今まで同じ条件でも立てなかったのですからやはり大きな進歩です。そうか家のベッドもこれと同じものにすれば良いのか。その手もありますが先ずは入院中に徐々にベッドの高さを低くして行きそれでも立てるように練習して貰いましょう。
こちらの病院はリハビリが主ですからそれにかける時間も長いようです。CKその他の値を睨みながら徐々に負荷を増やし早く日常生活が出来るようになって貰いたいです。一時期に比べどんどん筋力がついてきました。これこそ不幸中の幸いです。
「車にも乗れたし、ベッドからも立てたし、温泉行けるね。」
それを楽しみにリハビリに励んでいただきましょう。