新聞各紙とも紙面再下段には週刊誌の広告が掲載されています。その内容たるや、奇抜な見出しで興味をそそろうとあの手この手です。中には誤解を生むような言い回しやあからさまな誹謗中傷もあります。
同様のものが地下鉄車内の吊り下げ広告にもあり、手持ち無沙汰な時などその文面を目で追いながら暇を潰しています。
その中で最近よく目にするのが元大阪府知事の橋下さんへの中傷記事です。府政だけでは改革に限度があると判断されたのか、府知事を辞職し大阪市の市長選に出馬されています。その事へのネガティブキャンペーンの一環であるようです。
今まで独自候補を立てていた共産党までもが候補擁立を撤回し現職の平松さん支持に公然と動いています。元々日本共産党というものにはイデオロギーも何も無く【反対の為の反対】に徹するしか能の無い連中ですからごくあたりまえの事ですね。ソ連崩壊後も存続している事がそれを如実に物語っています。
これら反橋下派の人達、ファシズムをもじって、反ハシズム統一戦線と銘打っているそうです。
そんな中、面白い記事を目にしました。
TPPと大阪W選挙の共通点との見出しで興味深い事を述べられています。
http://web.diamond.jp/rd/m1929799
曰く「改革派と既得権益にしがみつく守旧派の戦い。」だそうです。
昨年中国に追越されたとは言え、まだGDP世界第3位の国が他の貧しい国に向かって我儘が通せますか?
まるで働き盛りのいい大人が乳母車に乗って風車を回しているようなものです。どんなに補助をしたところで日本の米作農業は衰退の一途を辿っています。米作以外の農業では海外からの輸入に対して充分戦っています。それが出来ないのは補助で甘やかし過ぎた結果ひ弱なものにしてしまった事がまだ解かっていないようです。さも日本の農業関係者全体が反対しているような言い回しをしていますが、実際はごく一部の米作農家とJA関係者が既得権益を守る為に反対しているだけです。挙句アメリカの陰謀説まで登場。オバマさんの頭にあるのは唯一米国内の雇用創出です。これが達成出来るかどうかが大統領再選の正念場となっているのです。それとあまり関係の無い事には目くじら立てる事もないでしょう。
橋下さんを独裁と呼んでいる人達、この人達も既得権益の亡者達です。「民主主義を守る為。」と言う言葉、先の名古屋市長選でも反河村派が常套句としていました。何度も言いますが民主主義は手段であって目的ではありません。民衆にとって最大幸福をもたらすのであればファシズムでも共産主義でもかまいません。改革の為に強力なリーダーシップを発揮すれば、そりゃあ既得権益にしがみつく者には独裁と見えるでしょうよ。
そんな中での週刊誌の橋下さん攻撃、無責任な流言蜚語を鵜呑みにする人もいるかもしれません。
下卑た週刊誌なぞにマスコミの中立性を期待する方が無理かとは思いますが、それでもこの異常さには空いた口が塞がりません。
いや、有名各紙も最近は同様でしたね。マスコミなぞというものは端から信じないのがベストなのかもしれません。