イージー・リスニング

当時はそう呼ばれていた。
その代表格であるレイモン・ルフェーブルが今年の6月に亡くなっていたそうだ。ポール・モーリアも1-2年前に亡くなっているし、その時代を築いた人々が亡くなって行き自らも先が見えてきたように感じる。
これらイージー・リスニングの全盛期が丁度私が20才くらいの頃である。そのレパートリーの中には多くの映画音楽も含まれていた。またこの頃は心に残る名画が数多く上映されていた頃でもある。多感な思春期と重なり多くの感動と巡りあう事が出来たこの時代を有難く思う。
ポール・モーリア、レイモン・ルフェーブル、カラベリと彼の煌めくストリングス(凝った名前だ。)、パーシー・フェイスヘンリー・マンシーニマントバーニー、etc. etc.
就職し、陸の孤島のような寮の一室の中で、孤独を癒すかのように聴き入っていたのがパーシー・フェイスだった。ジェラシー、テンプテイション、いつかどこかで、ビギン・ザ・ビギン…。
ふと気付くとそのメロディーが頭の中で鳴り響く。当時の悩みや不安を思い浮かべ、胸がキュンとなるtanuoさんです。