スタグフレーション その3

ブランド玉子が値上げするそうだ。
1パック300円くらいのものが30円程度のアップいうから1割程度である。ごく一般的にマーケットで売られているものが100円少々だからそれも値上げされたとしてもまだまだ廉い。さすが数十年に亘り物価の優等生と言われてきた玉子だ。あの値段でこれほどまでの低カロリー高タンパクの食材なんて他にはなかなか見当たらない。
とは言うものの、あれもこれもと値上げが続くと気分の方が後ろ向きになってしまう。ひとつひとつは大した金額ではないが、全てが生活必需品だけに気分的影響が大きい。特に食料品が多く、ただでさえ高い我家のエンゲル係数がまた押し上げられてしまう。
そういえば我家のエンゼル係数はグッと下がったなあ。こちらはエンゲル係数どころの大きさではない。それが半分以下になったのだから、さぞかし可処分比率が上がった事だろう。
(注:エンゼル係数とは家庭の天使=お子ちゃまにかかる費用の事。我家では長男が就職、次男は東京から帰ってきて自宅から通学している為、極端に出費が減った。)


食料品の値上げは飽食があたりまえとなっている日本には返って良い事かもしれない。無駄に買い、無駄に作り、無駄に食べ、挙句メタボリックシンドロームが騒がれたり、生活習慣病に悩まされたり。高い食材を無駄なく使い、腹八分目に医者要らずとなれば言う事は無い。
なぞと良い方にとらなければ気が滅入ってしまう。実際の厳しさよりもマインドが先行しすぎては世の中全体が荒んでしまう。
気持ちだけでも痩せ我慢して明るく持ちたいものです。


話題を変えて、家庭用太陽光発電補助金制度が再開するようだ。具体的な方法はまだ未定だが色々な方法が採れる。昨今の世論を反映してより良い方法を用意して貰いたいものだ。欧州式のFITも一つの方法だが電力会社の反対を押し切る力は今の政府にはない。しかし供給側と同価格でも良いから家庭からの余剰分の買取りはして貰わなければ意味が無い。
電力会社も地熱発電に注力して貰いたいものだ。その為には国立公園法の改正が必要になるだろうが、行政側も臨機応変に対応してもらわなければならない。
サウジに同調してクェートも原油増産に踏切るとの事。ダブついた原油で値を吊り上げている投機マネーに暴落という手痛い一撃を加えてやりたいものだ。そうすれば二度とバカな事はしなくなるだろう。その為にも原油消費量を徹底的に抑えなきゃならない。車もエコカーもしくはEVに替えて。三菱のEV、もう少し航続距離が伸びたら買おうかな?


スタグフレーションを乗り切るには先ずマインドから。
ボロは着てても心は錦。どんな贅沢より心の贅沢から。