破廉恥その2

昨日は歯医者での事。
待合室で閑にまかせ何の気なしに週刊誌をパラパラ。
横綱輪島関の奥方の談として相撲の八百長がどうこうとか。興味もないので目に飛び込んできた文字の記憶しかないのだが。
そして今朝の通勤時、地下鉄の中の週刊誌の広告が目に映った。「…名横綱の夫人が八百長を暴露…。」
ん? どこかで見たような、聞いたような…。そこで夕べの週刊誌を思い出した。しかし一瞬別の話かとも思った。
なぜって、夕べ見たのは輪島関の話、地下鉄のチラシには朝青竜の写真がデカデカと載っているのである。誰がみても朝青竜関の奥方が暴露したと思いますわなあ。よく見ると、横綱の前に【元】が付けてある。何か言われた時に「朝青竜は元横綱ではなく、現役横綱だ。朝青竜の事を言ったのではない。」と言い訳する為の表現である事は見え透いている。
なんて名の週刊誌だったかは覚えていないが、朝青竜への悪意に満ち溢れている事は確かだ。
横綱の品格に欠ける。」などと非難された事もあるが、それは強い闘争心の現われである。角界を率いて行く横綱としては先ず強くある事が最優先である。いくら品格が高くとも負けてばかりじゃ横綱は務まらない。
日本人力士のふがいなさと朝青竜の強さとが重なり合い、それが朝青竜への反感となっているようだ。
あんなに頑張っているのに、なぜもっと暖かく応援してやれないのだろう。
右も左も解からない異国に単身やってきて、努力の上に努力を重ね今の朝青竜があるのである。朝青竜への妬みは怠け者のひねくれでしかない。そんな心の貧しい連中の代弁者がこの週刊誌の記者達である。全くもって破廉恥極まりない。
そしてこのような低次元の刊行物が売れると言う事は、それを読んでいる人がいるって事である。書く方も書く方だが、読む方も読む方だ。それだけ低次元の人達がいるって事のようだ。
Netの掲示板にも低次元な輩が頻繁に出没している。こんな連中を作り出しているのも週刊誌などの低次元な刊行物かもしれない。