思い入れ

昨日帰宅するとハチ公が停まっていた。駅までのお迎えもAuだった。どうやらT哉がカルに乗り換えて出かけたようだ。
ハチ公では行きたくない所へ出かけたのだろう。
私もかみさんもAuではマーケットには行きたくない。外食に出かけるにしても、「いかにも管理されている。」という感じの小奇麗な所以外は行きたくない。
一種のリスク回避みたいなもんです。当然綺麗に手入れされた車の横なら停められるが、デコボコだったり汚れ放題の車の横には停めようとは思わない。
いつも手入れしている人は、人の車に乗せてもらった時にも汚さないよう気を遣う。手入れしない人は全く無頓着だ。その気持ちが横に停まっている車にも現れる。手入れしている人はドアを開ける時にはエッジに手を添えて隣の車に当たらないようにする。無頓着な人は隣の車にドアが当たっても全く動じない。乗せてもらった車のドアを壁にぶつけても悪いとも思わない。
T哉も車に乗り始めてもう4年。出かける先、乗せる人により車を選ぶようになった。
ついこの前までボロ車しか乗ってなかったが、大事な車のオーナーになりその気苦労がやっと理解できた事だろう。


今朝起きたらハチ公がカルに変身していた。T哉はいない。夕べ遅く帰り車を入れ換え寮へ帰ったようだ。「なんだ、愛想なしなやつだなあ。声くらいかけて行けよな。」


家族全員がカルを虎視眈々と狙っている。T哉の車が来たというのに相変らずボロ車の人気は高い。「人気者はつらいよ!」カルちゃん、きっとこう思っているんだろうな。