山女日記

最近見ているテレビ番組は、コズミックフロント、英雄たちの選択、サイエンスZERO、にっぽん百名山おぎやはぎの愛車遍歴、そして標題の山女日記です。
いずれも録画したものを後で見ています。そのほうが時間の制約を受けませんから。
録画予約を【毎週】でセットしていますが、時間帯がずれたり再放送で無駄に録画してしまったりと不便な事もあります。
かみさんの録画分とダブってしまい録画できない事もあります。それで時々予約を変更したりしています。そんな時に興味を引きそうな番組があれば追加したりしています。この山女日記も追加したものです。
どんな内容かわからずに録画しましたが、山を舞台にしたドラマでした。2話完結で先日で5回目、次の回で3作目が完結します。
新米ガイドのお話なのですが、ドラマであるため顧客の日常生活や人間関係も出て来て、暗いの重いのが苦手なtanuoさんには少々苦痛です。それでも山の景色が見えるだけで画面に吸い込まれこの為に見ているようなものです。
こんな事を言いながらも、「山へ行こうとする人はなにかしら日常生活からのはけ口を求めているんだなあ。」なんて思ったりしています。
これは我々団塊世代だけのものかと思っていましたが、いつの世になっても共通しているようです。特に今の若い人達なんてバブル後遺症が続く中、将来に希望が持てない人達も多いようでその閉塞感から山ガブームや若者の山屋人口増加に繋がっているのかもしれません。
先日の3作目前半では初老の顧客、丁度私くらいの年代の人でしょうか、ストック使用を邪道と言っていました。
私もストックを使った事が無く(持っていない為でもありますが)トレーニングの場である鈴鹿で使うのはどうか?と思います。昔バックパッキングがブームになった頃、海外の広大なナショナルパークで使っている写真などが記憶に残っており、ほぼ平坦なところを長距離歩く為の道具という認識が刷り込まれている所為かもしれません。
その人の偏屈さに「もしかして自分もあんな態度を取っているのかもしれない。」などと思い、その愚かさにゾッとしました。
所詮道具は道具、使ってこそ道具足りえるのです。体力温存の為必要なら積極的に使えば良いのです。
山に限らず自然の中での行動は街中よりずっと多くのリスクを抱えています。一種の冒険でもありリスクマネージメントが重要です。体力のマネージメントもそのひとつです。より安全にと考えるなら体力温存を図るのはあたりまえの事です。体力的に余裕があるのならその限りではありませんが。
ストックを使った事の無い私でもストックの有用さは知っているつもりです。単に脚力の補助や転ばぬ先の杖だけではありません。綱渡りする人が長い竿を持っているのはご存知でしょう。長いストックを水平に持ち上げればその竿代わりになります。要するに長いモーメントアームができバランスが取り易くなるのです。スキーでストック無しで滑るとよく解ると思います。ストックは単にターンのきっかけをつかむ為だけではないと。
長々と愚にもつかない事を言ってしまいましたが、雄大な山が見て楽しめるのは有難い事です。BSのハイレゾ画面は良いですねえ。このお話、後立山をベースにしておりその景色を懐かしんで観ています。
最近はスキーにも行かなくなってしまったし・・・。子供が幼かった頃は正月休み、春休み、GWと毎回連泊で岩岳起点で滑りまくっていました。白い後立山も良いですが雪の無い後立山も綺麗です。