ご冥福をお祈りします

今朝の朝刊に田部井淳子さん死去の記事。享年77才、改めて11才違いである事を知りました。
若かりし頃、【山と渓谷】誌の連載【エベレストママさん山を語る】を毎月楽しみに購読していたことを思い出します。
近年はTVでの露出度も多く、「多くの人に好感をもって観られているんだろうなあ。」と思っていました。
それがこのところあまり見られなくなり、暫く前に東北地震の被災中高生と一緒に富士山に登っておられたのが最後となりました。
この時も体調が悪くご自身は登頂出来なかったようです。相当悪いであろう事は登頂断念という決断で想像がつきます。
でも田部井さんの事だからいずれ近いうちに復活するだろうと信じていました。この結果を皆が残念に思っている事でしょう。
青春真っ盛りの頃、田部井さんの影響を受けた一人として心からご冥福をお祈り申し上げます。


記事によると、近年の山ガブームを揶揄する人達とは異なり、俄か山ガを擁護する立場を取っていたとの事。
私自身も山ガブームは一過性のものかも知れないとは思いつつも、山屋人口の増加に繋がるきっかけになってくれればいいなと思っています。こんな事を思うのも若い頃の田部井さんの影響かもしれません。
補足: 田部井さん自身も世間の中傷を受け続けてきた身だから偏見を嫌っていたのでしょう。
    今でこそ悪く言う人はいませんが、当時は「女だてらに。」「主婦であり子供もいるのに家庭を顧みない。」
    などと陰口をたたかれることも多かったと思います。