独裁者

ご近所のテロリスト国家の親玉が死んだそうです。
国民が餓死していても我関せず、贅沢三昧酒池肉林。あの体型を見れば、医者でなくても生活習慣病の成れの果てだって事が解ります。
普通ならこれで一安心ってところなのですが、普通じゃないのがこの国の困ったところです。
偽札造り、麻薬密売、誘拐、恐喝、民間機爆破などのテロ、当然それには殺人も含まれます。手をつけていない犯罪など無いくらいです。それも国家を挙げてやっているのですから堪ったもんじゃありません。
そんなヤクザな国家ですが、ヤクザにはヤクザの仁義があるように全面戦争にならないギリギリのところで抑えていました。
唯一この悪党の偉かったところは、どんな悪事をしでかしても最終的にはこの一線からはみ出る事が無かったって事でしょう。
後継者(これで三代の世襲となります。共産主義というより完全な独裁国家です。)がその辺りをわきまえているのかどうか皆目見当がつかないので他の国々は戦々恐々です。周りをイエスマンで固めていた独裁者ですから自分の子供を常識のある人間になぞ育てている訳がありません。周りから煽てられて育ったおバカは大抵が功を焦りとんでもない事をしでかすものです。


初代が死んだ時のように、また演技派の子供達がその死を悼み号泣する映像が流されるのでしょうねえ。観てて笑っちゃいます。
国民ひとりひとりに自分の意思を持たせ自立させるのを阻んでいる事が、国全体の生産性向上を阻害している事が解らない訳ではありますまい。ただそうやって民主化を進めれば自分達の既得権が脅かされるだけでなく、自分達の存在さえも脅かされる事が解っているから現状を打開出来ないでいるのです。
フィリピンのマルコス、ルーマニアチャウシェスク東ドイツのホーネッカー、最近ではチュニジアのベン・アリ、エジプトのムバラク、砂漠の狂犬ことリビアカダフィー、etc. etc. 国民をないがしろにして贅沢に溺れる者の末路は決まっています。民衆に打倒されずに生活習慣病で死ぬなんてのも滑稽ですね。バカ丸出しですわ。