今日の帰り、Ｋ駅を出ると微かな香りが漂ってきました。
懐かしいこの芳香、そうです金木犀の香りです。
毎年10月10日頃になると思い出したように巷に漂うこの甘ったるい香り。
今日はまださほど強烈な匂いでなく本当に微かに香る程度です。「これくらいの香りの方がいいな。」つい独り言が洩れます。
まだ9月30日、明日はもう10月ですが例年より1週間ほど早いように思います。そう言えば御在所のダイモンジソウも先週には咲き始めていたし、今年の秋は早いのかな？
帰りの道すがらも時折風に乗って香りが漂ってきます。帰宅後そのまま庭を通って裏庭に直行。我家の金木犀は？
ああ、やはりもう咲き始めていました。真っ盛りの強烈な甘ったるい匂いでなくまだほんの微かな香り。懐かしいような、条件反射的に胸がキュンとする金木犀の香り。
この木も辛うじて切り倒されずに命をながらえています。それどころか周りの木が切り倒され風通しが良くなった所為か急に枝葉が大きく伸びたようです。
折角ここまで大きくなった木、これからも毎年この懐かしい香りで季節を告げてもらいたいものです。
