本代は腹の中

本日、帰りのカカバス。後部座席にS司の姿。
そうだ、今朝かみさんが何か言っていたなあ。夕飯はS司も一緒に外食だとか。
S司と一緒なんて本当に久しぶりだ。夏休み中でも毎日学校。土日もなにもあったものではない。それじゃあ今日は飯でも食いながら久しぶりに雑談でもするか。
かみさんがフレンチのお安いところがあると言いそこへ向かう。夕方の渋滞の中、他の車をかき分け押しのけDameo君が走る。
ところが生憎休みだった。
「電話で確認くらいしとけよ。」
「火曜日に休むなんて非常識だ。」
常に自分の論理を主張するかみさんであった。
「それじゃあ、中華か焼肉。」
焼肉も中華も先日行った所。S司もなんでも良いとの事でなかなか決まらない。結局かみさんが焼肉に決めてしまった。この前食ったばかりなのに…。
途中でかみさんがお金をくれる。定期購読の本代だが半分諦めていたものだ。既にお小遣いから振込み済みだが、給料日前の16,000円は大助かり。しかし貰った瞬間ピーンときた。これで食事代を払えって事だろう。


久しぶりのS司との外食。かみさんはなにやかやと根掘り葉掘りどうでもよいことを聞き出している。S司は面倒臭さそうに話しているが、スポンサーの機嫌を損ねない程度に合わせている。見ているとつい笑ってしまう。
たらふく食ってお会計。今日はC2H5-OHを飲んでいないので先日より若干安め。端数だけかみさんが出してくれたが、結局本代は腹の中。まあ少しは残ったから好しとするか。
でもなあ、この金額で替えの眼鏡が買える、デジタル録音が可能なレコードプレーヤーが買える、と思うと少々複雑な気分。
食べ物よりも物の方が良いと思う私の価値観と、物よりも食事をしながらの家族団欒を取るかみさんの価値観とは全くの正反対。そのかみさんの価値観を優先する私って懐が広いのか、それとも単にケツの下に敷かれているだけなのか…。