風小僧

昨日は毎年恒例?の御嶽Hike。
帰宅後はお兄ちゃんの奢りで焼肉屋へ。そう言いつつも私が払ってやるつもりでいたのに、T哉って太っ腹というか頑固です。結局奢って貰っちゃいました。
出かける前にS司に連絡したら、まだ学校から帰られないそうでパス。結局三人で行く事に。その前に私はササッとシャワーで身体の汚れを落とします。
休み中とは言えまだ週日。飲むのは控えようと思っていたのにT哉が飲め飲めと勧めてくれる。結局ビールもオーダー。かみさんも一杯いただき、帰りの車はT哉が運転してくれる事に。
久しぶりに肉をたらふく食ってしまった。本格的な食い方のチシャ葉で包んで頂くものもオーダー。肉だけよりこの方がずっとヘルシー。韓国の味に近いこの店でもやはり韓国で食べるものとは全く違う。本物の韓国風の焼肉屋って日本では全く見かけませんね。店の造りばかり凝って高級感を出してみてもなんだか虚しいだけ。これだけ民族が融合しているにも拘らず本場の味の焼肉屋が無いってどういうことなのかなあ。きっと本場の味を知らない日本人でもあの味を知ってしまったら巷の焼肉屋の焼肉なんて見向きもしなくなると思うのですが…。正直言って焼肉は韓国でもお高いです。それでも国内で食べるよりはお安く、また肉本来の味を引き出すテクニックもその歴史の長さから日本とは全く比較になりません。日本人ってどうして塩味が好きなんでしょ。なにもかも塩味。塩味が一番旨いという変な考えに犯されているんじゃないですかねえ。
あ、あ、あ、またいつの間にか脱線していました。
結局夕べは10時ごろ帰宅。それから御嶽での写真のリサイズ。やっている内に睡魔に襲われ床に就く。
今朝、昨夜の続きを片付けてしまうつもりでした。その前に朝刊に目を通す。
一面に槍山頂の写真。そう書いてありますがバックに見慣れない山の稜線。ヘリから撮影したものでしょうが良く解からない。きっとかなり離れた所から画角の小さい(超望遠)レンズで表銀座の稜線を入れたものでしょう。それにしてもあれほど距離の離れたものを入れ、この鮮明さはどうだ。よほど大気がクリアでないとこうは映らない。ましてガスが湧き立っている状況です。ヘリという空中からしか見ることの出来ない構図なのでしょう。
衆院選絡みの記事が多い。競馬の予想屋のような記事までも。よほど書く事が無いのでしょうか。それに煽動される人も多いでしょう。こうなると報道というよりひとつの圧力団体ですね。
三面記事に剱岳での遭難。また映画に煽動された中高年が周りに迷惑を掛けたのかと思っていたら、30代の2名、場所はチンネ。
この時期学生さんでいっぱいになるごくメジャーなルートです。早朝から順番待ちの行列ができる人気の高いところです。
よくこのパーティだけで済んだものです。他パーティーが巻き込まれずに済んだのは不幸中の幸いでしょう。
山で事故るのは中高年だけと思っていましたが、まだ若い人もいる事になんだかホッとしてしまったtanuoさん。でもこの気持ちってやはり不謹慎ですね。
その傍には山城新伍氏の亡くなった記事。70歳という年齢に意外な驚き。もっと私より年上かと思っていました。
小学低学年の頃、家にはテレビは有りませんでした。その頃は急にテレビが普及し始めたころで、先日テレビでやっていた、松下幸之助さんが水道水理論を基に日本の生活を豊かにする為に家電品普及に努めていた頃です。
超貧困家庭の我家ではそれとは次元の違う生活を続けており、学校で皆が話題にしている【風小僧】をさも興味が無いふりをしながら耳をそばだてていたのです。
その後の白馬童子も見ていません。見ていないながら耳学問だけは達者になっていました。
その主役を演じていた山城新伍氏、スリムな二枚目だった筈が、私が大人になってからテレビで姿を見たときはでっぷりとした中年オヤジに変身していました。ちょっぴりエッチな話をしながらもその愛嬌のあるボケ具合が、昔の憧れは別にしてなんとなく好きな役者さんでした。
こうやって幼い頃に憧れていた人達が、ひとりまたひとりと亡くなって行きます。昭和はどんどん遠退いて行きます。定年を間近に控え、過ぎ去ってゆく昭和を感慨深く想い浮かべているtanuoさんなのです。


あっ、まだ御嶽山の記事アップしてねーや。そろそろ片付けなくっちゃ。